シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

父親になったブロガーたち

長いことブログを書き続けていると、いろんな人が現れて、いろんな人が去っていく。何人かは鬼籍に入った。もう決して戻って来ないブロガー・ツイッタラー・ウェブサイト運営者のことは意外と覚えている。インターネットという僅かな縁でも、記憶は繋がって…

ネットの同期がことごとくおじさん・おばさんになった世界で思うこと

インターネットを使い始めてから20年余りの時間が経ち、私はおじさんになった。と同時に、私が見知っているインターネットの同世代も、みんなおじさん・おばさんになった。 西暦2000年代のインターネットやオフ会には、いろいろな年齢の人がいた。二十代前半…

大の大人がブログを書き続けているんだぞ!わかっているのか!

先日、「「散るログ。ポジ熊。青二才。」 - シロクマの屑籠」という記事を書いたところ、はてなブックマークでやたらと反応があって驚いた。 はてなブックマークのなかには、私が「散るログ、ポジ熊、青二才」という三つのブログを否定していると考えたがっ…

「散るログ。ポジ熊。青二才。」

※これは、はてなブログ周辺をウォッチしていない人には全く意味のわからない文章です。興味のない人は引き返してください。 www.cild.work こんにちは。散るログのチルドさん。上記リンク先を読んで、どこかの先生とは私のことではないかと思い、お手紙を書…

フォローすると景色が変わるTwitterアカウント30選

Twitterで今すぐフォローすべき おすすめアカウント30選 - はてな村定点観測所 先月、今すぐフォローすべきTwitterアカウントとして、胃もたれしそうなアカウントリストが公開されていました。面白いリストだと思いますが、全部フォローしたらタイムラインが…

悪魔がインターネットに降りて来る時間にぼやきを書く

日曜は昼間から原稿や読書に取り組み続けてへとへとになってしまい、午後7時頃にうとうとしてしまった。疲れが溜まってかワインを呑む気にもなれず、そのまま夕食&就寝。しかし早くに寝れば早くに起きてしまう。七転八倒しても眠れなくなったので、やけを…

朝のイオンとストロングゼロ

delete-all.hatenablog.com anond.hatelabo.jp 今朝、立て続けにイオンについての文章とストロングゼロについての文章を読んだら、頭の中で両者が混じり合って、前から書きたい書きたいと思っていた文章が組み上がった。 昔から私は、イオンには「格」がある…

非モテ同窓会に出席してしみじみした

奇刊クリルタイ6.0作者: クリルタイ,能町みね子,雨宮まみ,手塚真輝,古田ラジオ,ふじいりょう,奇刊クリルタイ編集委員会,吉川にちの出版社/メーカー: クリルタイ発売日: 2011/11/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブ…

人に会って話すとブログが書きたくなる

はてなブログの今週のお題は「私がブログを書きたくなるとき」だというので、私も書いてみることにする。 私の場合、普段は会わない人に会って、たくさん話をするとブログがすごく書きたくなる。初対面の人と話し込んだ時は特にそうだ。いつもの自分とは違っ…

彼らの考える「ブログ世界」の此方と彼方、それとタロットについて

www.dshocker.com こんにちは、大彗星ショッカーさん。いや、中川龍さんとお呼びすべきだと思うので、ここからは、中川さんとお呼びします。お久しぶりです。お互い、こうやってインターネット上で消息が続いていること、ご壮健でいらっしゃることを嬉しく思…

バリューを捏造するインフルエンサーは要らない

ワインの帝王ロバート・パーカー作者: エリンマッコイ,Elin McCoy,立花峰夫,立花洋太出版社/メーカー: 白水社発売日: 2006/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る ロバート・パーカーというワイン評論家をご存知だろうか。 彼の名は世界じゅ…

テキストサイト~はてな村の思い出(シロクマ編)

orangestar.hatenadiary.jp 今朝は紅茶を飲みながら、優雅な土曜の朝を過ごしていたが、インターネットに「集会!」の狼煙があがっているのを見つけてしまい、今、キーボードを叩いている。 id:orangestarさん、つまり、小島アジコさんが語ったテキストサイ…

イオンのある風景、遠ざかる故郷

gendai.ismedia.jp リンク先の文章は、いくらか誇張された内容かもしれないが、大筋としては、起こる将来だと思った。 人口が減少し、それまでの社会制度や社会空間が維持できなくなった時、そのことを自己正当化する思想は、後発世代からノロノロと現れて、…

私がBooks&Appsに参加することになったいきさつ

blog.tinect.jp 私がBooks&Appsで文章を書くようになって、もうすぐ1年になる。 Books&Appsというネットメディアは、ちょっと不思議だ。よくあるオウンドメディアやキュレーションメディアと違って、古式ゆかしいブロガー風な文章を、一日1~2本のペース…

「できる事」をどんどん捨てないと生きていけない

三十代から四十代にうつる間に、私は、できることがものすごく増えた。 今まで蓄積してきた知識の量が増え、それと関連書籍をリンクさせながら読書するようになったことで、一冊の書籍から汲み取れる情報量が飛躍的に増えた。十年前の私と現在の私では、読書…

「わかる」について――午前3時の自動筆記

(DSMやICDといった)現代の精神医学の診断体系は、良い意味でも悪い意味でも「わかる」性が治療場面に与える影響を最小にする効果を持っている。 すなわち、精神科医自身の病理性がクライアントのそれと共鳴しあう現象を最小限に留めるわけで、それは、人それ…

「戦いはこの一戦で終わるのではない」

HGUC 197 機動戦士ガンダム ギャン 1/144スケール 色分け済みプラモデル出版社/メーカー: バンダイ発売日: 2016/05/21メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (3件) を見る 最近、ことあるごとに「戦いはこの一戦で終わるのではない」と呟いている…

社会不適応な学生にとっての「勉強する理由」

anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp ふたつのリンク先を読んで色々と思うことはある。 「娘さんの問いが秀逸」「科学的に物事を考えるなら、まず実証プロセスの妥当性を検討する能力が必要になって、そのためにはまず、論文を読み、自分も論文を書かなけれ…

やるじゃないか、アメブロのブロガーも

以下の書籍を、アメブロでブログを書いている菊乃さんというブロガーからご恵投いただいた。 あなたの「そこ」がもったいない。作者: 菊乃出版社/メーカー: すばる舎発売日: 2017/01/21メディア: 単行本この商品を含むブログを見る この菊乃さんとの間には、…

2010年代とはどういう時代だった(である)のか

2016年が終わって2017年が始まった。 正月放談というには少し時期が遅いけれども、そういう気分なので第三次世界大戦の不安とか、つらつらと書いてみる。 よく、「90年代はこういう時代だった」「00年代はこういう時代だった」といった物言いがされるけれど…

故人の肉筆

ちょっと前に、恩師の一人が亡くなった。 その人は、統計的な根拠に基づいた精神医学を厳しく教えてくれた人で、DSMやICDといった診断基準がなぜ必要なのかを身をもって示してくれた人だった。 その人の過去をみる限り、その人も、最初から統計的な精神医学…

コピーのはびこるインターネットで、個人ブログにできること

DeNAがヘルスケア絡みのキュレーションメディア商売で大炎上(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュースWELQの面接で落とされ、その後WELQが炎上して、思うところグーグルの世界では「コンテンツイズキング」ではなく「コンテンツイズプア」である - P系リンク乞食…

私にとってのダリ展

salvador-dali.jp 先日、東京出張の合間に時間ができて、なにか面白いことがないかネットで検索していたら、国立新美術館でダリ展をやっているのを発見して出かけてみた。 有名画家だけあって混雑していたけれども、見に行って本当に良かった。そのあたりに…

愚者が勧める迷ったときに読みたい5冊

www.houdoukyoku.jp リンク先は「賢者が勧める5冊」となっていて、そこに自分の名前が入っているのは汗顔の至りですが、たくさんの人にお勧めできる本として以下の二冊を紹介しました。 運と気まぐれに支配される人たち―ラ・ロシュフコー箴言集 (角川文庫)作…

はてなブックマークでも“汚物は消毒”される時代か…

(※この記事は、はてなブックマーク・はてなブログ・はてなダイアリーに馴染みのある人向けです。ご注意ください) www.bloglifer.net ハハハ、id:xevraさんの間違いを指摘する、ですって? そんな、キワモノ芸人の芸に「オマエ ワ マチガッテ イル!!」と指…

満員電車で死んだ目をしたサラリーマンは死んでいるのではない。チャージしているのだ。

もうタイトルで言い切った気がするが、オマケとして、本文のような体裁をつけておく。 「満員電車で死んだ目をしたサラリーマン」とはよく使われる言葉だが、ひどい勘違いである。なかには数%程度、本当に死にそうなサラリーマンも混じっているかもしれない…

感情を殺す仕事

猫を殺す仕事作者: 小島アジコ発売日: 2015/11/28メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 上記作品とはちょっと違う話だけど、ふと、思い出したことを。 子どもははじめ、言葉や理性にもとづいて振る舞うのでなく、本能と感情にもとづいてコミ…

本気で海遊びする人に必要なアイテム

今日の海水浴、磯っぽい場所の足下にいた大きな魚を素潜りで捕ったら、なんとカサゴだった。体長20-30cm、網の大きさぎりぎりのサイズで素晴らしい手応えだった。持ち帰る道具も承諾も無かったのでキャッチアンドリリース、ポケモンもいいけど、本物の生物は…

今からプロブロガーなんて目指したら不自由になりませんか?

www.airdays.net 自由を手に入れるためにプロブロガーを目指す、ですって? またまたご冗談を、プロブロガーが自由だなんて、一体どこでどういう風にインターネットを眺めていたらそういう発想が出てくるんでしょうか? ここ最近、プロブロガーなる、よくわ…

誰が・どこまで「個性」を求めているのか

世間では、いまだに「個性」という言葉が肯定的に語られている。これについて、ちょっと頭のなかを整理したくなったので、以下にメモってみる。 1.ほんらい「個性」と呼べるものは、あっちこっちに見つかるものでも、あっちこっちで適応できているものでも…