シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

人に会って話すとブログが書きたくなる

はてなブログの今週のお題は「私がブログを書きたくなるとき」だというので、私も書いてみることにする。 私の場合、普段は会わない人に会って、たくさん話をするとブログがすごく書きたくなる。初対面の人と話し込んだ時は特にそうだ。いつもの自分とは違っ…

彼らの考える「ブログ世界」の此方と彼方、それとタロットについて

www.dshocker.com こんにちは、大彗星ショッカーさん。いや、中川龍さんとお呼びすべきだと思うので、ここからは、中川さんとお呼びします。お久しぶりです。お互い、こうやってインターネット上で消息が続いていること、ご壮健でいらっしゃることを嬉しく思…

バリューを捏造するインフルエンサーは要らない

ワインの帝王ロバート・パーカー作者: エリンマッコイ,Elin McCoy,立花峰夫,立花洋太出版社/メーカー: 白水社発売日: 2006/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る ロバート・パーカーというワイン評論家をご存知だろうか。 彼の名は世界じゅ…

テキストサイト~はてな村の思い出(シロクマ編)

orangestar.hatenadiary.jp 今朝は紅茶を飲みながら、優雅な土曜の朝を過ごしていたが、インターネットに「集会!」の狼煙があがっているのを見つけてしまい、今、キーボードを叩いている。 id:orangestarさん、つまり、小島アジコさんが語ったテキストサイ…

イオンのある風景、遠ざかる故郷

gendai.ismedia.jp リンク先の文章は、いくらか誇張された内容かもしれないが、大筋としては、起こる将来だと思った。 人口が減少し、それまでの社会制度や社会空間が維持できなくなった時、そのことを自己正当化する思想は、後発世代からノロノロと現れて、…

私がBooks&Appsに参加することになったいきさつ

blog.tinect.jp 私がBooks&Appsで文章を書くようになって、もうすぐ1年になる。 Books&Appsというネットメディアは、ちょっと不思議だ。よくあるオウンドメディアやキュレーションメディアと違って、古式ゆかしいブロガー風な文章を、一日1~2本のペース…

「できる事」をどんどん捨てないと生きていけない

三十代から四十代にうつる間に、私は、できることがものすごく増えた。 今まで蓄積してきた知識の量が増え、それと関連書籍をリンクさせながら読書するようになったことで、一冊の書籍から汲み取れる情報量が飛躍的に増えた。十年前の私と現在の私では、読書…

「わかる」について――午前3時の自動筆記

(DSMやICDといった)現代の精神医学の診断体系は、良い意味でも悪い意味でも「わかる」性が治療場面に与える影響を最小にする効果を持っている。 すなわち、精神科医自身の病理性がクライアントのそれと共鳴しあう現象を最小限に留めるわけで、それは、人それ…

「戦いはこの一戦で終わるのではない」

HGUC 197 機動戦士ガンダム ギャン 1/144スケール 色分け済みプラモデル出版社/メーカー: バンダイ発売日: 2016/05/21メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (3件) を見る 最近、ことあるごとに「戦いはこの一戦で終わるのではない」と呟いている…

社会不適応な学生にとっての「勉強する理由」

anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp ふたつのリンク先を読んで色々と思うことはある。 「娘さんの問いが秀逸」「科学的に物事を考えるなら、まず実証プロセスの妥当性を検討する能力が必要になって、そのためにはまず、論文を読み、自分も論文を書かなけれ…

やるじゃないか、アメブロのブロガーも

以下の書籍を、アメブロでブログを書いている菊乃さんというブロガーからご恵投いただいた。 あなたの「そこ」がもったいない。作者: 菊乃出版社/メーカー: すばる舎発売日: 2017/01/21メディア: 単行本この商品を含むブログを見る この菊乃さんとの間には、…

2010年代とはどういう時代だった(である)のか

2016年が終わって2017年が始まった。 正月放談というには少し時期が遅いけれども、そういう気分なので第三次世界大戦の不安とか、つらつらと書いてみる。 よく、「90年代はこういう時代だった」「00年代はこういう時代だった」といった物言いがされるけれど…

故人の肉筆

ちょっと前に、恩師の一人が亡くなった。 その人は、統計的な根拠に基づいた精神医学を厳しく教えてくれた人で、DSMやICDといった診断基準がなぜ必要なのかを身をもって示してくれた人だった。 その人の過去をみる限り、その人も、最初から統計的な精神医学…

コピーのはびこるインターネットで、個人ブログにできること

DeNAがヘルスケア絡みのキュレーションメディア商売で大炎上(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュースWELQの面接で落とされ、その後WELQが炎上して、思うところグーグルの世界では「コンテンツイズキング」ではなく「コンテンツイズプア」である - P系リンク乞食…

私にとってのダリ展

salvador-dali.jp 先日、東京出張の合間に時間ができて、なにか面白いことがないかネットで検索していたら、国立新美術館でダリ展をやっているのを発見して出かけてみた。 有名画家だけあって混雑していたけれども、見に行って本当に良かった。そのあたりに…

愚者が勧める迷ったときに読みたい5冊

www.houdoukyoku.jp リンク先は「賢者が勧める5冊」となっていて、そこに自分の名前が入っているのは汗顔の至りですが、たくさんの人にお勧めできる本として以下の二冊を紹介しました。 運と気まぐれに支配される人たち―ラ・ロシュフコー箴言集 (角川文庫)作…

はてなブックマークでも“汚物は消毒”される時代か…

(※この記事は、はてなブックマーク・はてなブログ・はてなダイアリーに馴染みのある人向けです。ご注意ください) www.bloglifer.net ハハハ、id:xevraさんの間違いを指摘する、ですって? そんな、キワモノ芸人の芸に「オマエ ワ マチガッテ イル!!」と指…

満員電車で死んだ目をしたサラリーマンは死んでいるのではない。チャージしているのだ。

もうタイトルで言い切った気がするが、オマケとして、本文のような体裁をつけておく。 「満員電車で死んだ目をしたサラリーマン」とはよく使われる言葉だが、ひどい勘違いである。なかには数%程度、本当に死にそうなサラリーマンも混じっているかもしれない…

感情を殺す仕事

猫を殺す仕事作者: 小島アジコ発売日: 2015/11/28メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 上記作品とはちょっと違う話だけど、ふと、思い出したことを。 子どもははじめ、言葉や理性にもとづいて振る舞うのでなく、本能と感情にもとづいてコミ…

本気で海遊びする人に必要なアイテム

今日の海水浴、磯っぽい場所の足下にいた大きな魚を素潜りで捕ったら、なんとカサゴだった。体長20-30cm、網の大きさぎりぎりのサイズで素晴らしい手応えだった。持ち帰る道具も承諾も無かったのでキャッチアンドリリース、ポケモンもいいけど、本物の生物は…

今からプロブロガーなんて目指したら不自由になりませんか?

www.airdays.net 自由を手に入れるためにプロブロガーを目指す、ですって? またまたご冗談を、プロブロガーが自由だなんて、一体どこでどういう風にインターネットを眺めていたらそういう発想が出てくるんでしょうか? ここ最近、プロブロガーなる、よくわ…

誰が・どこまで「個性」を求めているのか

世間では、いまだに「個性」という言葉が肯定的に語られている。これについて、ちょっと頭のなかを整理したくなったので、以下にメモってみる。 1.ほんらい「個性」と呼べるものは、あっちこっちに見つかるものでも、あっちこっちで適応できているものでも…

「面白さに頼らない」ブログ運営の技術、侮りがたし

mubou.seesaa.net リンク先のしんざきさんの記事、個人的なブログを愛好している私には痛快でした。 そのことを踏まえたうえで、ディベートごっこといいますか、あえてしんざきさんや私自身に対する反論めいた文章を書いたらどうなるかな? と思い立ったので…

苦いリキュールが好きだ。

世の中には、苦くて素晴らしいリキュールがたくさんある。「どうして苦いリキュールなんて飲むの?」と首を傾げる人もいるだろうが、一線を越えたらやめられなくなる。 春夏秋冬、苦いリキュール ・春はシャルトリューズをよく呑む。 シャルトリューズ ヴェ…

「社会に通用する奴」は多様化しなかった

「そんなんで、社会で通用すると思っているのか!」 通勤途中、ガソリンスタンドなどで朝礼をやっているのを見かけるたび、私はこの言葉を思い出す。滑舌の良い声で社訓らしきものを読み上げる二十代の社員達。営業時間にはキビキビと動き、表情も明るく、「…

神経症的葛藤についての殴り書き

ホーナイ全集〈第2巻〉現代の神経症的人格 (1973年)出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1973メディア: ?この商品を含むブログを見る ところが、奇妙なことに、心理学的、医学的観点に立って、神経症とは何であるのかをのべるのは、決して容易ではないのである…

気軽に言及したらブロガーの精神をぱっくり割ってしまいそうで

はてな村とか、ブログとかの話雑感。インターネット大好きの話。 - orangestarの雑記 リンク先と関係あるようなないような話をズラズラと書きます。 まず、こうやって「読んで思ったインターネットの話をズラズラ書く」行為が素晴らしいですね。執筆義務に縛…

パクツイする人の背景について

パクって平然としているアカウントがインタビューを受けたみたいで。 @Copy_writing中の人インタビュー!「インターネットは、すべての話を良い方向に持って行こうとする傾向があるけど、暗いことは暗いことでいいじゃない、と言いたい」 | 青春基地 悪質な…

これからの凡人道

新年あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 抱負がわりに、今、意識してまとめていることを書きます。 これまで私は、凡人道に興味を持ってきました。範疇的に生きていくための方法論や処世術や仕草、そういったものです。 自己実…

(株)はてなオフィスで、はてな村オンラインの実績解除してきました

今年、 (株)はてな とご縁のある執筆オペレーションが何度かあって、それが呼び水になって (株)はてな のオフィスにお邪魔する機会を得ました。 はてなのオフィスは形而上の概念ではなく、実在していました。このインテリアは合成画像じゃなかったんですね。…