シロクマの屑籠

はてな村から引っ越してきた精神科医シロクマ(熊代亨)のブログです。

娑婆

あの頃、俺達はゲーム障害/ネット依存だったのだろうか

「バイトテロ」でも話題になったネットと承認欲求について専門家に聞いてみました! | 一般社団法人 日本産業カウンセラー協会ブログ 「働く人の心ラボ」 リンク先は、産業カウンセラー協会さんが、先日のインタビュー記事の一部をオンラインに抜粋してくだ…

今の若者が成長に必死なのは仕方ないと思う

最近の若い人たちが成長することに必死すぎる。 - Everything you've ever Dreamed リンク先、拝見しました。 私も、最近の若い人を見ていて成長に余念がないというか、成長とかスキルアップにまっすぐな人が多いなぁと感じています。 成長やスキルアップに…

それはゲーム障害なのか、思春期のトライアルなのか、それとも。

日本産業カウンセラー協会さんの機関誌『産業カウンセリング』2019年2月号の特集「インターネットと承認欲求」にて、インタビュー記事を掲載していただきました。 ※こちらにインタビュー記事の抜粋が公開されています。→http://blog.counselor.or.jp/busines…

むしろ「バカッター」が少ないことに驚く

俗に言う「バカッター」は学校教育の敗北でもある。気がする。 - パパ教員の戯れ言日記 リンク先の記事は、学校の先生によって書かれた「社会問題になるようなSNSへの書き込み(いわゆるバカッター)は学校教育の敗北ではないか」という記事だった。とても真摯…

習慣や規律をインストールする街・東京

blog.tinect.jp 人間の意志というものは基本脆弱なものと思っておいた方が間違いなく、「〇〇しようと決意する」というのは基本無意味です。 (中略) 決意しただけで習慣を根付かせられる人というのは、存在しないとまでは言いませんが、まあ稀有でしょう。…

もし「リスクは回避」が「リスクは不道徳」になるとしたら

news.livedoor.com 先日、「医薬に依存しない健康」を教義に含んだ宗教団体から麻疹(はしか)の集団感染があったというニュースが流れ、「ああ、これはネットでバッシングされるだろうな」という気持ちで眺めていたが、案の定、痛烈な批判や非難がネットに…

日本の破局的な少子化と、急ぎすぎた近代化

今の20歳が40歳の半分しかいないって本当にいい話だと思う。戦争でもあったのかな?— カニカニカーニバル (@yu1096) 2018年11月7日 たぶん、このツイートはブラックジョークのつもりで書かれたものだろうが、私には冗談にみえなかった。 「今の20歳は40歳の…

どんどん清潔になっていく東京と、タバコ・不健康・不道徳の話

ironna.jp 先日、iRONNAさんの「喫煙ヘイト どうにかならぬか」に寄稿した記事への反応が予想どおり、いや予想以上だったので、関連したことを書きたくなった。 記事に対するはてなブックマークの反応をみると、喫煙に対して比較的穏健な意見から非常にアグ…

私の世界を守るためにニセモノの人生と戦ってみる

ニセモノの人生 - Qana’s diary 一カ月ほど前にリンク先のブログ記事を読んだ時、「あっ!このニセモノ人生観は、自分の肌にあわないやつだ」と直感したので、何か反論めいたことをブログに書いてみたいと思っていた。けれども反論の根拠を文章にできる自信…

アタマが良くてマーケットがわかる人しか稼げない社会は「要らない」。

以下のリンク先記事は、現状分析としては間違っておらず、実際、仕事への要求水準は高くなっているのだろう。 人手不足なのに給料が上がらないのは、経営者の強欲のせいではなく、仕事に要求される能力が高くなったから。 ですから現在の状況を単純に言えば…

ネットde政治闘争がとまらない背景心理

2010年代に入って、インターネットで種々の政治闘争を見かける頻度が激増したように感じる。 2000年代においても、いわゆる「ネトウヨ」は話題になっていて、匿名掲示板ではそういった人々とおぼしき書き込みは目に付いた。また、はてなブックマーク・はてな…

現代人にインストールされた「適切な努力をすべし」という規範意識

現代人は、適切な努力を積み重ねるよう求められている。 我々は、いつかは「適切でない努力には意味がない」という現実と向き合わなくてはならくって、子どもの頃は努力するというスタンス自体を身に着ける為に「努力なら何でも褒める」という方針でも問題な…

「健康は道徳、不健康は不道徳」

昨今のインターネットでは、何が正しくて何が正しくないのかについて、言い争いが続いている。 それは狭い意味での"ポリティカルコレクトネス"に留まらない話で、たとえば特定のメディアコンテンツの趣味の良し悪しについてだったり、自転車運転や自動車運転…

失われた「田舎の子育てのアドバンテージ」

blog.tinect.jp リンク先を読みながら、地方で子育てをやっている我が身を振り返って、少し悲観的な気持ちになった。 私は、地方の国道沿いの、イオンやユニクロやニトリから程遠くない郊外に住んでいる。家族で普段の買い物を済ませるには便利だし、東京の…

昭和映画を観て、あの頃の野蛮な感覚を思い出した

ビー・バップ・ハイスクール発売日: 2015/07/01メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログ (1件) を見る ゆうべ、子ども時代に観た映画が急に見たくなって、Amazonのプライム・ビデオから『ビーバップハイスクール』やら『トラック野郎』やら『男はつらい…

「ダイレクトな怒りがタブーになった社会」

togetter.com 昨年末に、「今の世の中では怒りをコントロールすることに高い価値が置かれている」というtogetterを見かけた。@marxindoさんの投稿を中心に、怒りの表出が困難になった現代社会についてあれこれ書かれている。 marxindoさんの投稿は私もリアル…

「ブログで金儲け」から三年後のインターネット

シロクマさんが言ってた金の匂いのするネットは嫌だという話を思い返してみたけど、そういえば僕は家でお金の話をして親にめっちゃ怒られた事があるんだよな。リアルではやるくせに、そういう思想がネットではいつまで経っても抜けないのは、やはり古臭い人…

そもそも、現代人のライフコース自体が生殖に向いていない。

anond.hatelabo.jp リンク先の記事は、女性医師のライフコースの困難さを書きだしている。 以前から、キャリアと子育ての板挟みに悩む女性医師は少なくなかったが、いまの医師研修制度によっていよいよ厳しくなっている話は、もっと知られてもいいように思う…

ロフトプラスワン新宿『本当は働きたくない。』オフ会報告

発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術作者: 借金玉出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/05/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 今回、借金玉さんの新著発売に関連してロフトプラスワン新宿でひらかれたトークショー『本当は働き…

「中年の心の闇」がイマイチわからない

35過ぎるとでかい無が見えてくるので対処しないでいるとそれに呑まれる— 小林銅蟲 (@doom_k) 2018年4月25日 中年がみえてきてデカい無がみえてくるの、とりあえず家族や子育ては無を二十年くらい遠ざけてくれるけれども、あくまで遠ざけてくれるだけだし、頼…

ネットの正論や世論に包囲されても、言いたいことは言うべきだと思い出した。

ここで補足すると、そもそもネットを公共の場として発言に責任を求める風潮をぼくは嫌悪している。だったら現実と変わらないというか、発言のログが残るし、だれからもアクセスできるから、現実以下の公共の場ということになる。立場あるひとは基本、あたり…

「大人」になるメリットが見えていた社会/見えにくい社会

「若者」を欲しがる企業が、「成熟できない中年」を生み出している。 | Books&Apps リンク先の記事では、企業が「若者」を欲しがっていること、資本主義の現状が「大人」よりも「若者」を求めていることが指摘されている。本当にそのとおりで、現代人が「若…

賽の河原で石を積む人よ、それでもあなたは「大人」なのです

goldhead.hatenablog.com こんにちは、goldheadさん。ときどきブログを拝見しています。長く文章を書き、長く生きておられるgoldheadさんを、私は「大人」だと思わずにいられません。 先だってあなたは、「人生で一番若いのは今だ。だから一番若い今始めよう…

自主性の乏しさが罪になってしまう社会

blog.tinect.jp リンク先を読み、自主性が乏しいけれども仕事が優れている人っているよね、と思った。 出しゃばらず、言われた仕事はきっちりこなし、上司やパートナーの采配次第では抜群の仕事をやってのける人材が、自主性を求められる状況に直面し、困惑…

「最近の若い者は~」は反面教師か。私達の行く道か。

blog.tinect.jp リンク先は、必要なスキルは時代によって違うから、時代の変化を考えもせずに無自覚にあざ笑ったりするのは避けたいよね、という文章だ。長年ブログを書いているしんざきさんの文章だけあって、主旨には「まったくそのとおり」と言うほかない…

子どもの権利を守りながら出生率を増やすなら、核家族的な子育てをやめるしかないのでは

p-shirokuma.hatenadiary.com 先週公開した、「母親が儲かるようにならない限り、個人主義社会の少子化解決は無理」というブログ記事にはアクセスが集まって、はてなブックマークにも色々なご意見が寄せられた。 だが、全体の半分しか書いていないので、続き…

個人主義社会の少子化対策は、母親が儲かるようにすべきだが、できないので日本の衰退待ったなし

ちょっと前に、大人用オムツの売り上げ高が新生児用オムツの売り上げ高を越えたということを知ってファーwwwとなったのだけど、今読んでる犬の飼育記に「日本の15歳以下の人数より、ペットとして飼われている犬猫の方が多い」と書かれててさらにファーwwwと…

いじわる婆さんは、精神科で“治療”してしまって構わないのか

)" title="TVアニメ ぼのぼの しまっちゃうおじさん Special DVD ()">TVアニメ ぼのぼの しまっちゃうおじさん Special DVD ()出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2014/10/31メディア: 大型本この商品を含むブログ (3件) を見る どこまでが精神疾患で、どこまで…

多くの父親も「子どもを犠牲にしたくない」「妻を犠牲にしたくない」って思っているんだ!

20代大卒女性が「活躍」より「家族との時間」を求めるのはなぜか - Yahoo!ニュース リンク先は、女性がキャリアを重ねながら家庭を大切にする困難さが伝わってくる、良い記事だと思った。将来の子育てを意識する女性が、総合職より一般職を選びたくなる気持…

手の届きにくい“消費の対象”としての子ども・子育て

以下は、全国の大半に当てはまる気がするけれども、出生率・教育費・意識の高さ・待機児童問題などを考えるに、東京とその周辺に最も当てはまると思うので、そういう前提で書き残しておく。 東京の子育てはハードルが高すぎる 今日、とりわけ東京では、子ど…