本家アブストラクト
blog.tinect.jp 先日、books&appsさんに寄稿した上記記事について、「フランスのひきこもりってどうなのか?」「日本のひきこもりと異なる概念ではないか?」といった質問がはてなブックマーク上にみられたので、2011年の精神神経学会のシンポジウム『ひきこ…
*所属欲求についてのブログ記事の連載は、これが最終回です。第一回から読みたい人は、こちらへ。* 第二回で書いたとおり、(旧来の)共同体を介した所属欲求の充たし合いは減っていきましたが、SNSが広範囲に普及し、誰もがシェアやリツイート機能に慣れ…
*現在、所属欲求についてのブログ記事を連載中です(全三回)。承認欲求はよくわかるけれど所属欲求はよくわからない人、『認められたい』の拡張パッケージ的な文章が読みたい人に、特にお勧めです。* 第一回は、中年期以降まで見据えるなら、承認欲求だけで…
*これから、所属欲求についてのブログ記事を連載します(全三回)。承認欲求はよくわかるけれど所属欲求はよくわからない人、『認められたい』の拡張パッケージ的な文章が読みたい人に、特にお勧めです。* 認められたい作者: 熊代亨出版社/メーカー: ヴィレ…
blog.tinect.jp リンク先のBooks&Appsに飛び込むことになりました。 はてな村の精神科医・p_shirokumaです。 「これ以上、記事のお届け先が増えたら死ぬかもしれない」と思っていたんですが、このBooks&Appsのボスの方、なんと私に「ライターっぽい文章じゃ…
死んだ後も末永く福祉国家が維持されるよりも,生きているときに国から出来る限りの便益を受けて,自分が死んだらすぐに国家が破綻する,というのが個々人にとってみれば一番経済的にはお得なわけで,それが投票行動に結びつくのでしょうね。— 高橋雄一郎 (@…
シャクティから碇ユイへ----アニメ地母神の系譜を振り返る(汎適所属) 宇野常寛さんが“母性のディストピア”を連載するというので、以前の宇野さんの文章を振り返るのも兼ねて、アニメ地母神の系譜と現代男性のメンタリティについてまとめてみたのがリンク先テ…
消えた「オタッキー」――オタクを指し示す言葉の栄枯盛衰(汎適所属) 現在では殆ど死語となってますが、1990年代に「オタッキー」という言葉が流通したことがありました。この「オタッキー」は、私の周囲では、専ら「オタクっぽい」「オタク的な」という意味で…
ÎìɳñÆóc^³ñðuzÌqÇàvƵ߬é±ÆÖÌO----¶ÈȪA³_oÅȯêÎǢ̾ª(ÄK®) 文部科学省が発行する、学習指導要領のPR小冊子「生きる力」の08年版において、「理想の子ども」として、ゴルフの石川遼さんと、フ…
»ãssóÔɨ¯éR~ jP[VKíªÌAô©ÌoG[VÉ¢Ä(ÄK®) 2/23のネットラジオのなかでは喋りきれなかった事として、現代都市空間におけるコミュニケーション適応戦略の、幾つかのバリエーションについて紹介してみたの…
³çµÈ¢Àè½à©àgÉt©È¢qÇàB----|Xg_ÐïÆqÇàÌBÉ¢Äl¦é(ÄK®) NHKの『クローズアップ現代』において、現代の子ども達の運動機能に極端なばらつきがみらえる事が紹介されていた。そしてその一因として、子ども達…
症例16(汎適所属) 今回投稿してくださったPさんは、「恋愛感情と性欲の乖離」を主要なテーマとして投稿してくださった方であって、正直のところ、脱オタ(社会適応上の問題やコミュニケーション上の問題を解決する、という試み)をやったやらないというテキス…
症例15(汎適所属) 今回投稿いただいたOさんの文章をみていると、社会適応のきっかけとしてオタクコミュニティへの同族嫌悪が働いた一例、という印象は否めません。オタク趣味そのものがOさんの適応を妨げていたかというと、むしろ救いになっていた部分があっ…
症例14(汎適所属) 今回紹介する脱オタ症例テキストは、高校生時代に脱オタを敢行した女性のお話です。 Nさんは小学生時代の転居の影響なども重なって、コミュニケーションの不得手な女子として、小学生時代を滑り出します。ファミコンを通した一人遊びと、フ…
オタク中年化問題(汎適所属) ※詳しくは、上記リンク先をご覧下さい。 オタク趣味愛好家達も、寄る年波に勝つことは出来ない。着実に中年化の道を歩んでいる。そして、オタクコンテンツの現在の主たる消費者としての1970年代以降に生まれたオタク達についても…
»ãssóÔÆ¢¤¼ÌRN[gWOÅAfW^´nl»·éB(ÄK®) 現代都市空間、情報技術の発達、そして文化の細分化。1990年代後半以降、いよいよ日本型ポストモダンと言うべき状況が成立しつつあるわけだが、こうした“進歩と爛熟”の…
症例13(汎適所属) 久しぶりに団塊ジュニア世代の脱オタ症例の体験談を頂きましたのでアップロードさせて頂きました。今回のMさんの感性とコンテンツ選択は、同時代を生きたオタクの卵たちにとって「よくわかるもの」だと思いますし、コミュニケーションに関…
症例12(汎適所属) 今回、上記リンク先には女性の方から投稿頂きました。彼女は確かにオタクコンテンツを消費する人間の一人ですが、必ずしもオタク趣味onlyのモノカルチャーな生活をしているわけでもなく、多くの文化圏の様々な人とのコミュニケーションが可…
症例12補足:文化多様性を生かしたカードゲームのようなコミュニケーションと、文化ニッチを越えたコミュニケーション(汎適所属) 症例12(汎適所属)で投稿頂いたLさんから、気になる補足文章を頂きましたので、ご許可頂いた上で掲載することとしました。Lさん…
症例11(汎適所属) 脱オタ症例の11番目は、若い男性のcase reportです。kさんは大学生であり、脱オタ症例報告のなかでは若年のほうに入ると思います。比較的若い脱オタ者の特徴として、 ・オタク趣味に関する執着なり、オタクとしての因業なりはあまり強くな…
※このテキストは、以下のリンク先の要約です。 なぜオタは自分のステ振りをやらないですか?――プレイヤーの視点の自己管理が出来ないMMO廃人達(汎適所属) MMOや育成ゲームやシミュレーションゲームに慣れているオタ達は、キャラクター育成を効率的・計画的に…
脱オタがもたらす効果と副作用についての再確認――服飾の奴隷にならない為に――(汎適所属) 服飾面・審美的側面において、脱オタ(適応の改善)を遂行する者が受ける効果と副作用について再確認してみたテキストである。 オタク界隈で俗に脱オタと呼ばれる活動は…
オタクに関連した作品紹介:第一回『げんしけん』(汎適所属) 以前から、本家のウェブサイトでオタク関連作品のレビューを蓄積させたいと思っていた。第一回はこの『げんしけん』にしました。詳しくは上記リンク先をどうぞ。 げんしけんは1990年代〜2000年代…
三十路オタクの人生点検(汎適所属) 孔子は「三十にして立つ、四十にして惑わず」と言った。そして今、オタク界隈には三十路に差し掛かる手前の男性や三十路を超えてしまった男性がいよいよ増えつつある。コンテンツ生産度などはともかくとして、オタク市場を…
本家のほうの脱オタ症例報告もこれで十例目。読み返すと本当に色んな人がいて考えさせられます。 症例10(汎適所属) Jさんは、まともに受容され得ない幼少期を過ごすなかで人格形成と処世術の原型を形成していきました。おそらく、このような生育上の*1特徴は…
gÈå`hÌËö£ÆA·úIKÉÖµÄ(ÄK®) 本家のほうで、利己主義の射程距離と長期的適応に関してのテキストを書いていた事を思い出して、要約をこちらに書くこととした。 私は、道徳的選択や倫理的選択、哲学的論考すら、その当人*1当人の…
症例9(汎適所属) 本家のほうで、九例目の脱オタ症例を紹介しています。 Iさんは、脱オタ症例としては比較的典型的な、“中流家庭・学業優秀・学業以外はダメ・小学校高学年でスクールカースト低位”といった条件を取り揃えた状態で思春期を迎え、案の定鬱屈し…
オタク趣味以外にアイデンティティを補強する手段を持たない人達(汎適所属) こちらのテキストでは、1970年後半以降生まれのオタク達が、いかにアイデンティティ確保・自己実現がオタク趣味以外に成し遂げられにくい状況にあるのかと、その原因について記述を…
症例8(汎適所属) 今回、女性からの初めての投稿があったので驚いています。Hさん(仮称)は小学校の頃にいじめに遭い、クラスのなかで孤立していった事を機にオタク界隈へと身を寄せることになりました。高校、大学時代とやおい女子として・オタク女子として活…
メンタルヘルスの観点からみて、限界に達しつつある日本型ポストモダン社会(汎適所属) ※詳細は本家の記事をご参照ください。こちらは要約バージョンです※ 昨今増加率の著しい精神科受診者数からもわかるとおり、個人のメンタルヘルスを巡る現在の状況には楽…