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シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

内容の無いコミュニケーションを馬鹿にしている人は、何もわかっていない

「あいつらは、内容の無いことばかり喋っている」と言って、学校や職場の同僚を馬鹿にする人は多い。思春期にありがちなセリフかと思いきや、年配の人が、同じようなことを喋っているのを見て驚くこともある。ほとんどの場合、このセリフは人望が無い人の口…

「見えない通貨=信用」にはメンテナンスが必要。だから挨拶や礼儀作法は超重要

syakkin-dama.hatenablog.com 借金玉さんのブログ記事は、世間の人があまり意識していない、けれども社会適応を大きく左右するような“法則性”を見抜いたものが多いと思います。今回の「見えない通貨」のお話も、古代社会から現代社会にまで通用する、深甚な…

コミュニケーションのプロトコルを「茶番」って呼ぶのは、身に付けてからにしましょうね

syakkin-dama.hatenablog.com 世の中には、上記リンク先で「茶番」と言われているような場面が尽きません。 その典型が就活面接ですが、似たような「茶番」は、仕事に就いた後もずっと人生についてまわります。 必要な時に、大きくハッキリした声を出せるこ…

結局、大事な情報は人が持ってくる

今年は、googleの検索結果が「まとめサイト」や「キュレーターサイト」に占められて使い物にならない、みたいな話をたくさん聞いた。そういえば私自身も、google検索が完全には頼りにならない、いや、検索するのが面倒になったと最近感じていた。 p-shirokum…

「ネットの読者の多くはセンター国語で120点取れない」問題

blog.tinect.jp リンク先は本を読むのが苦手な人の話だが、読んで、インターネットにおける読解力も同じだな、と思った。 今、インターネットには短い文章が氾濫している。LINEやSNSはもちろん、医療や国際政治といった重要な問題を“解説”する文章もずいぶん…

特定の属性を「不幸な奴」「人生オワタ」って決めつけるとコミュニケーション能力が下がる

blog.tinect.jp リンク先はタイトルどおりの内容ですが、これは、子ども以外にも当てはまります。 「低学歴は人生オワタ」みたいなことを思っている人は、もし、親族や友人の子どもが高卒や専門学校卒だったら、どうなっちゃうんでしょうか。あるいは仕事や…

「炎上すればするほど喜んじゃう人」って、“私達”のことですか?

mubou.seesaa.net 時間が無いのでザッと打ってみます。 リンク先の主旨は「炎上芸をやってPVを稼ぐ今時の連中は、2ちゃんねる時代で言えば“荒らし”に相当するから、スルーして養分与えないようにしようね」だと思います。 これに対して、はてなブックマーク…

はてなブックマーカーがブログ記事の余白を補ってくれる。ありがたいありがたい。

(※この記事は、はてなブックマーク・はてなブログ・はてなダイアリーに馴染みのある人向けです。ご注意ください) 嘉彦 洋裁鋏 240mm出版社/メーカー: 嘉彦メディア: Tools & Hardwareこの商品を含むブログを見る 最近のはてなブロガーは*1、自分のブログ記事…

「声」が集まって影響力が生じる、その形式がネットメディアの普及によって変わりました。私はそれを面白がっているんです。

「スマホやSNSが生み出した権力」と、その行方 - シロクマの屑籠 多数決でマナーを決めよう!(仮) - ←ズイショ→ こんにちは、ズイショさん。先日は私のブログ記事をお読みくださり、またreplyを書いてくださり、ありがとうございました。 「スマホやSNSが…

ブログが書けない時は無理して書くな、それでも書きたいなら他人に「絡め」

ブログを書けないときの「症状」と「対策」 - ビジョンミッション成長ブログ リンク先、読みました。「ブログが書けない時の対策」ってやつですね。 私も「ブログが書けない時の対策」については何度も考えました。私は月に6~15回ほどのペースでブログを…

「スマホやSNSが生み出した権力」と、その行方

こういう問題は誰かがまとめていそうだけど、それらしい文献を知らないので書く。 町山智浩 共和党大会とオルタナ右翼とゴーストバスターズ出演者ヘイトを語る 上記リンク先は、町山智浩さんによるアメリカのレポートだ。 これが、アメリカだけの出来事なら…

「子育て」の空気と日本の空気

「いまどきの子育ては大変」「育てにくい子どもと育てやすい子どもの落差は大きい」そういった声が必要なのはもちろんわかります、でも「子育ては案ずるより産むがやすしだった」「うちはスイスイといけました」的な声も、もっとあってもいいと思う。でも、…

「面白さ」の国境線

最近、「インターネットで面白いコンテンツとは何か?」についてずっと考えていた。 この問いに「私にとって」という接頭語をつけるなら、もう答えは出ている。四十年を生き、二十年もインターネットをやっていれば、自分の好きなもの・自分が面白いと思うも…

皆さん、本当は「想像力の欠如」がお望みなんでしょう?

貧困報道を「トンデモ解釈」する困った人たち -ある階級の人たちは「想像力」が欠如している 「想像力の欠如」は、これまでも知識人やその周辺によって繰り返し指摘されてきた。階級・階層・立場の違う人達への想像力が欠けているのは問題だ、というやつである。…

「チャンネル登録ありがとうございます」について

いつ頃からか、ブログの末尾に「最後までお読みいただきありがとうございました」「気に入った方はお気に入り登録よろしくお願いします」的なメッセージを頻繁にみかけるようになった。 あれは、一体誰のためのメッセージなのだろう? 更新ごとに読む人間に…

現代アイドルが売る「商品」とは何か・あるいは私達は

www.msn.com 痛ましい事件があった。これについて、アイドルとして活躍している方のtogetterを発見し、読みながら色々なことを考えた。 togetter.com 「アイドルの“なかのひと”は生身の人間だが、アイドルは生身の自分自身を売っているのではなく、キャラク…

ネットで有名になるリスク

フミコ、ブログやめるってよ - Everything you've ever Dreamed はてなブログ界では最も有名なブロガーであろうフミコフミオさんがブログの休止宣言をされていた。残念だ。 字義どおりに読むなら、「ブログに対する情熱を失ったところにガラケーが壊れてしま…

炎上ブロガー批判論――批判か?興行か?

「ネットと現実は違う」のか、「ネットには人間の本音が書かれている」のか? - いつか電池がきれるまで 炎上ブロガーについて書いた下書き文章がリンク先と地続きになっているので、手直しして書き留めておく。 炎上ブロガーと批判者は、構造上、win-winに…

一人でオーディエンスに立ち向かえるのもブログやブックマークの良いところ

hagex.hatenadiary.jp 「ネットバトルに勝つためにはオーディエンスを味方につけろ!」 基本中の基本ですね。手ごわい論敵が相手でも、話が通じないアカウントが相手でも、おおむね効果のある戦術だと思います。そして、オーディエンスを味方につけるために…

あなたは素養に恵まれたブロガーだが、もっとクンフーを積むべきだ

1991年生まれの若さでベテランブロガーになられたskkyさんが気炎をあげておられます。 北条かやの炎上とフミコフミオの悪意について - しっきーのブログ フミコフミオに言及して炎上したけど納得いかないから反論する - しっきーのブログ 断っておきますが「…

「フォロワーにあわせてアウトプットしていたら、フォロワーに呑まれてしまった」

対機説法、という言葉がある。 kotobank.jp リンク先にあるとおり、これは「相手の精神状態や理解力にふさわしい手段で説法すること」を意味する。世の中には、理解力も精神状態もさまざまな者がいるので、通り一辺倒な説法ではうまく伝わらない。相手にあわ…

インターネットの自由と世間様

これに類することは沢山の人が書いているし、私だって書いていそうだけれども、反復的になったって構わないから書いておく。 たぶん、昔インターネットをはじめた人が考えていた自由とは、「自分の表現したい事を、誰にも文句を言われることなく表現できる」…

他人に敬意を払い慣れていない人について

wedding.mynavi.jp リンク先では夫婦円満の鍵として「敬意」を強調してますが、同じことが人間関係全般にも当てはまります。友達同士でも、職場の人間関係でも、お互いに敬意を払える者同士のほうが付き合いはうまくいきます。 人間関係を気にする人のなかに…

「炎上政治」と“脊髄反射”

少し前、はてな匿名ダイアリーに書き込まれた「保育園落ちた日本死ね」という文章が話題になった。 anond.hatelabo.jp この匿名文章は国会で言及され、一部議員の対応がまずかったことも手伝って政治に影響を与える雰囲気をつくりだしてしまった。もちろん待…

10RTの拡散、100RTの拡散、1000RTの拡散

誰かがtwitterのどこかで言っていたはずで、でも探しても見つからないのでここに書くと*1、twitterは、たくさんリツイートされればされるほど、つぶやきが自分の手許を離れて、たくさんの人のモノになっていく感があって、面白いような、恐ろしいような思い…

「つながり」「しがらみ」を厭わない若者達

タイトルのとおり、最近、「しがらみ」を厭わない若者達についてあれこれ考える。 俗に“マイルドヤンキー”として括られる若者はもちろん、そうでもない若者も「つながり」を大切にしていて、そのためなら「しがらみ」をも厭っていないと感じる機会が増えた。…

「ウェイがですねー、サブカルチャーの上前をはねましてねー」

「あー、あー、テステス、 「えー、消費個人主義の申し子たるオタクがー、サブカルがぁー、終わりましてー、それでマイルドなヤンキーがー、ヤンキーがぁー、ユーチューブーもブログもSNSも席巻いたしましてー、 (シロクマさん!ヤンキーじゃなくて、ウェ…

面白いことブログに書かなきゃ死んじゃうよ

「ブログ論」ばかり書くより、「こういうのを自分は面白いと思っているんです」っていうエントリをひとつでいいから、書いてみてほしい。— FUJIPON (@fujipon2) 2016年2月22日 この問いかけには、「私はブログに自分が面白い*1と思うことしか書いてないから…

ザ・インタビューズが終わってホッとした

THE INTERVIEWS サービス終了のお知らせ ネットサービスの終了をお祈りするのは行儀が悪いと承知しているんですが、ザ・インタビューズの終了には胸のすく思いがしました。個人的には、この調子でAsk.fmさんも視界から遠のいてくださると都合が良いんですけ…

病名告知の向こう側――精神科ならではの面白さと難しさ

久しぶりにmedtoolzさんをtwitterで見かけたので、前から言及したかったこちらを。 クレーム対処について - レジデント初期研修用資料 リンク先の文章は、患者さんや家族の人からのクレーム回避・リスク回避のための知恵が満載で、とても興味深い。「共感」…

わかりあえないインターネットでしたね。

2015年のインターネットを振り返って、お互い反目しあい、貶しあい、誰かにNoを突きつけあう風景ばかりを思い出した。異なるルールや価値観を信奉しあう個人と個人、グループとグループが理解しあう――せめて相手の存在を許容しあう――ツールとしてtwitterやSN…

ケータイ小説、niftyserve、web小説、SNS

以下は、2008年頃に書かれた文章である。 ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち作者: 速水健朗出版社/メーカー: 原書房発売日: 2008/06/09メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 781回この商品を含むブログ (213件) を見る この本はとても面白く…

インターネットでも心理的に未熟な人は不利……だとしたらどうすべきか

シロクマ先生は強者の論理を振りかざしている ネットは現代の駆け込み寺だ - はてな村定点観測所 「おまえは強者の論理をふりかざしている!」って言われるとドキドキしてきますね。ポジショントークっぽい意識に基づいた発言でなく、日頃、娑婆世界を眺めて…

「あの人はメンヘルだから」論法と、それを認めない私について

インターネット上では、以下のような論法をみかけることがある。 「あの人は精神科に通院しているから」 「あの人はメンヘルだから」 その言わんとしているところは、精神科や心療内科に通院しているから、格別の配慮をすべきだとか、コミュニケーションに注…

孤独なサバルタンたるしかないコミュニケーション不全者

あまた存在する、悩めるコミュニケーション不全者達。だが「コミュニケーション不全者である」という属性それ自体は、対抗文化やマイノリティとして浮上することすらなく、したがって、言論的・政治的に取り扱うべき問題として確固たる地位を占めることもな…

「強さ」や「用心」がなければ「自由なネット」は成立しない

はてな村で、ようやく自由になれたと思ったら、周りには誰もいなくなっていた。 - いつか電池がきれるまで id:fujiponさんへ。 リンク先、拝読しました。私は、fujiponさんは「はてな村」の古参とおぼしき複数のアカウントに嫌悪感を持っていらっしゃると推…

不器用でも「No」を言わなければ「No」の経験値がたまらない

「No」と言えなかった私が試した、あえて火花を散らすコミュニケーション術 - リクナビNEXTジャーナル リンク先は、私がコミュニケーション下手で、なかなか「No」と言えなかった時代の試行錯誤の方法を書いたものです。 でも、大事なことなので二度言います…

私は、弾劾のプロセスとネットの性質に戦慄したんですよ

ネットの暗い情念が“世論”と接続してしまう怖さ - シロクマの屑籠 昨日の記事にいろんなコメントがはてなブックマークやtwitterで集まっているので、補足……というより、大事なことだと思うのでもう一度書きます。 断っておきますが、今回の佐野氏の件はグダ…

「なんでも面白がれる人・感心できる人」はコミュ強になりやすい

笑う門には リンク先は、ことわざの「笑う門には福来る」を地でいく実体験談だ。笑顔の多い人のほうがコミュニケーション場面でうまくいきやすく、仕事もプライベートも順調にいきやすいってのは本当だと思う。 ただ、はてなブックマーク上の反応にもあるよ…

そんなに“無難”が偉いんですか?

スーツを面白がって着ている精神科医はどこへ行ったの? - ぼくらのクローゼット リンク先で、(男性)精神科医の学会ファッションについて書きました。 私の記憶する限りでは、以前の精神科医の集まる学会や研究会には、もっといろんな服装の先生がいたように…

誰に語りかけた「真実」だったのか?――ネットの結び目の変化と意識の変化

先日の記事に、文芸評論家の藤田直哉さんから以下のツイートを頂いた。 あったあった。「ある」という思い込みが(ぼくに)あった。「インターネットに「真実」があったのは、何年前ぐらいまでだったのか - シロクマの屑籠 (id:p_shirokuma / @twit_shirokum…

インターネットに「真実」があったのは、何年前ぐらいまでだったのか

十数年昔のインターネットに、私は「真実」を期待していたと思う。 その「真実」は、今、どこに行ったのだろう? 「ここには人間の生の声が転がっている!」 私がネットサーフィンにも大分慣れてきた頃、インターネットには「真実」が書き込まれていた。ここ…

「殴って言う事をきかせる」が禁止された社会の「ことば・文字・表情」

昭和五十年代〜六十年代を思い出すと、あの頃はまだ、コミュニケーションの方法として「殴って言うことをきかせる」――つまり狭義の暴力がかなり含まれていた。そして幾らかの社会的コンセンサスが残存していた。 たとえば「体罰」。都市部の進歩的な学校では…

「あの人は、気づいてないみたいだけど」

人間同士のコミュニケーション(あるいは情報戦)の精度は、幼児期にはそれほどの差が無い。他者を認知する精度がお互いに低く、それぞれの生まれ持った特徴そのままにコミュニケーションが行われる。「あの人は、気づいてないみたいだけど」は相互発生しやす…

操作-被操作の戦場としてのインターネット、コミュニケーション

昨日の話の続きとして。 先日の騒動では、未成年のネットユーザーが不適切に動機付けられる危険性が浮き彫りになっていた。 しかし一般論としては、そういう危険性だけ意識すれば良いわけではない。現実のインターネットをみていると、なんらかの目的を持っ…

ロールモデルをメディアに求めること・間近に求めること

もしかしたら、僕たちは、相談する相手を間違えているのではないだろうか? - いつか電池がきれるまで そうですね。たくさんの人が相談の求め先を間違えていると思いました*1。 “本物のロールモデル”はメディアには現れない 思うに、世の大半の人に役立ちそ…

コミュニケーションにもカネにも優れない若者の居場所は、ネットのどこにあるのか

コミュニケーション能力に優れている限りにおいて現在の地方国道消費生活は居心地良いのは事実かもしれないけど、コミュニケーション能力劣位かつ東京へ逃げ出す資金又は理解のない家庭に育ったアンダー18の子供たちの“逃げ方”については、せめて心構えくら…

きっと、スマホ的感性の時代がやって来る

近頃の通勤風景を眺めていると、新聞を読んでいるのは四十代より上ばかり。雑誌を手にしている人も珍しくなりました。 三十代より下の男女が手にしているのはもっぱらスマホです。ゲームもスマホ。小説もスマホ。音楽もアニメもスマホ……。あらゆるサブカルチ…

人にたくさん好かれたいなら、人をたくさん好きになったほうがいい

人を好きになる、技術。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。 「人を好きになる技術。」 “技術”という言葉をあてがって良いのかわからないけど、大切なことが書いているように思った。 幸福を追いかけるにあたって、他人に認められたがる・好かれたがること…

ネットコミュニケーションが変わっても、「私」はあまり変わらなかった

はてなの人たちにリクエスト リンク先の筆者へのお返事として。