シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

彼らの考える「ブログ世界」の此方と彼方、それとタロットについて

www.dshocker.com こんにちは、大彗星ショッカーさん。いや、中川龍さんとお呼びすべきだと思うので、ここからは、中川さんとお呼びします。お久しぶりです。お互い、こうやってインターネット上で消息が続いていること、ご壮健でいらっしゃることを嬉しく思…

バリューを捏造するインフルエンサーは要らない

ワインの帝王ロバート・パーカー作者: エリンマッコイ,Elin McCoy,立花峰夫,立花洋太出版社/メーカー: 白水社発売日: 2006/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る ロバート・パーカーというワイン評論家をご存知だろうか。 彼の名は世界じゅ…

マミさんには解脱や涅槃は似合わない。菩薩行がよく似合う

anond.hatelabo.jp 『魔法少女まどか☆マギカ』の巴マミさんにかこつけて、初期仏教の素晴らしさを説く記事を見かけました。 なるほど、初期仏教が良いことに異存はありません。 しかし、大乗仏教を信奉し、マミさんの魅力もまた大乗仏教的だと感じる私として…

悲しさを忘れるために何かに没頭することの是非

悲しいことがあった時、悲しさから逃れるため・心の空白を埋め合わせるために、何かに没頭する人は少なくない。 悲しいことがあった時こそ休まず出勤する、それどころか、いつもより長く仕事をする人がいる。あるいは、いつもより長くランニングする人、いつ…

手の届きにくい“消費の対象”としての子ども・子育て

以下は、全国の大半に当てはまる気がするけれども、出生率・教育費・意識の高さ・待機児童問題などを考えるに、東京とその周辺に最も当てはまると思うので、そういう前提で書き残しておく。 東京の子育てはハードルが高すぎる 今日、とりわけ東京では、子ど…

「はんにんまえバイト」の世界は、超絶ブラックだった

Splatoon 2 (スプラトゥーン2)出版社/メーカー: 任天堂発売日: 2017/07/21メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (6件) を見る 『スプラトゥーン2』のバイトで、ブラックな経験をしたので。 ※ゲームのことを知らない人は、「見知らぬ者同士が4人集まっ…

現代インターネットにおける「呪い」の増幅について

呪術の話がしたくなる季節ですね。 去年も今年も、インターネット上では炎上のともしびが絶えることはない。 「誰かの炎上に加担する」と、自分が正義を行ったような気分が味わえて、それに伴って、優越感や自己効力感や所属欲求が充たされる。個人の心理的…

伝説ポケモンが出てから、俺のポケモンGOは「猫の集会」じゃなくなった

Pokémon GO Plus (ポケモン GO Plus)出版社/メーカー: 任天堂メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (2件) を見る 7月下旬から、『ポケモンGO』に伝説ポケモンが出るようになった。 とにかく強くて、多人数がいなければ勝負にならないので、協力プレイが…

お仕事殺到につき、『シロクマの屑籠』は夏休み体制に入ります

読者のみなさま、いつもご愛顧いただきありがとうございます。シロクマの屑籠のシロクマです。 タイトルにもあるとおり、今年の『シロクマの屑籠』は3~4カ月程度のお休みを取ることに決めました。もしかしたら、来年もそうかもしれません。なんにしても、…

コミュニケーションが変わると、「私」が変わって「社会」も変わる

gendai.ismedia.jp リンク先の文章は、【現代社会では、「自分」や「私」のフレームワークが、スイッチひとつで切り替えられるような方向に変わってきているのではないか】といった主旨だ。 「ひとまとまりの自己」から「分人」へ スイッチひとつで切り替え…

“承認ミニマリスト”というライフスタイル

togetter.com リンク先のtwitterまとめでは、「ミニマリストは、流通や情報の発達したテクノロジーに乗っかったライフスタイルで、脱-経済成長や脱-テクノロジー的なものではない」という佐々木俊尚さんのツイートに賛同の声が集まっている。 対して、はてな…

「あなたのセックスの正しさ」が問われる社会が近づいてくる

先日、twitterのタイムラインで共感したくなる文章を発見した。 生殖や性病等についての知識は必要と思うが、行為としての正しいセックスを「教育」するのか。まずは優しく抱き締めてキスするのが、部屋に入るなり服を脱がせるより優れているのか。そんなの…

発達障害のことを誰も知らなかった社会には、もう戻れない

精神医療が世の中を変えて、世の中が精神医療を変えていく。 そういう視点で、精神医療と世の中の相互作用を眺めていると、つい、ブロガーっぽいことを考えたくなる。 1.昔の精神医療には「狂気」しか無かった。 「発達障害」も「社交不安性障害」も「境界…

テキストサイト~はてな村の思い出(シロクマ編)

orangestar.hatenadiary.jp 今朝は紅茶を飲みながら、優雅な土曜の朝を過ごしていたが、インターネットに「集会!」の狼煙があがっているのを見つけてしまい、今、キーボードを叩いている。 id:orangestarさん、つまり、小島アジコさんが語ったテキストサイ…

素晴らしいワインを飲むと、おしっこの匂いも素晴らしくなる

下ネタっぽくて恐縮ですが、今日はおしっこの匂いの話です。 「おしっこの匂いなんてどうでもいい」という人が大多数だと思うでしょうし、普段は私もそうなんですが、時々、おしっこの匂いに感動することがあるのです。 「素晴らしい白ワインの匂いがするお…

萌えアニメを観て(*´Д`)している人間は電灯に集まる昆虫に似ている

さいきんの変換ソフトは、「ハアハア」って打つと(*´Д`)って顔を打ち出してくれるんですね。いや、だいぶ前からか。 それはともかく、自嘲を込めつつ振り返るに、美少女や美少年がたくさん出てくるアニメを観て大喜びしている私達、あるいはキャラクターな…

雑感『ゼルダの伝説 Breath of the Wild』

家族みんなで一カ月ほど遊んで非常に楽しかったので、『ゼルダの伝説 Breath of the Wild』(以下、本作)について、遊んだ感想を書き残しておきたくなった。 筆者の立ち位置 ゲームの感想は、どういうプレイヤーがどういう経緯で遊んだかが重要だと思うので、…

戦略的に知名度を稼いでいるアカウントも、自分の承認欲求を無視してはいけない

若いの、そこは私達が十年以上前に通った道だ - シロクマの屑籠 では、君が失敗したら思いっきり笑ってさしあげようぞ。 - シロクマの屑籠 去年、インターネットでたくさんの人から注目を浴びてキラキラしようとしていた二十代の皆さん、お元気ですかー? 上…

遊びや趣味でメンタルを癒せなければ、生きていくのは難しい

この世の中を、生き抜いていくために必要なものは何だろうか。 ある人は、勉強ができる能力、効率良く努力する能力を挙げるかもしれない。確かに。そういったものがなければ、学歴やスキルや資格は手に入らないだろう。 また、別のある人は、コミュニケーシ…

イオンのある風景、遠ざかる故郷

gendai.ismedia.jp リンク先の文章は、いくらか誇張された内容かもしれないが、大筋としては、起こる将来だと思った。 人口が減少し、それまでの社会制度や社会空間が維持できなくなった時、そのことを自己正当化する思想は、後発世代からノロノロと現れて、…

みんなで“おみこし”を担ぐ社会、再び

今日の文章は、いつも以上にフワッとした話なので、そういうつもりで読んで欲しい。 先日、講談社ビジネスに以下の文章を寄稿した。 gendai.ismedia.jp 同じ構図が、たとえば映画『シン・ゴジラ』や大河ドラマ『真田丸』などにも当てはまります。いまや、SNS…

私がBooks&Appsに参加することになったいきさつ

blog.tinect.jp 私がBooks&Appsで文章を書くようになって、もうすぐ1年になる。 Books&Appsというネットメディアは、ちょっと不思議だ。よくあるオウンドメディアやキュレーションメディアと違って、古式ゆかしいブロガー風な文章を、一日1~2本のペース…

俺はおじさんだが、思春期心性を腹の中に飼っているぞ

orangestar.hatenadiary.jp 読みました。中年期危機は、病名ではなく状態、またはひとつのパターンを指す語彙で、「五月病」「引きこもり」などに近いカテゴリと考えます。だから、中年期危機がうつ病に該当することもあれば、該当しないこともあります。精…

「できる事」をどんどん捨てないと生きていけない

三十代から四十代にうつる間に、私は、できることがものすごく増えた。 今まで蓄積してきた知識の量が増え、それと関連書籍をリンクさせながら読書するようになったことで、一冊の書籍から汲み取れる情報量が飛躍的に増えた。十年前の私と現在の私では、読書…

FC版ウィザードリィ30周年記念誌『ウィザードリィの深淵』に参加させていただきました

去年の暮れ頃、こちらのウェブサイトを主宰しているPinさんという方から、FC版ウィザードリィ30周年記念誌『ウィザードリィの深淵』の「俺とWIZ」コーナーに参加しませんかとお誘いおいただき、短い文章を寄稿いたしました。*1 それにしても、とんでもない同…

内容の無いコミュニケーションを馬鹿にしている人は、何もわかっていない

「あいつらは、内容の無いことばかり喋っている」と言って、学校や職場の同僚を馬鹿にする人は多い。思春期にありがちなセリフかと思いきや、年配の人が、同じようなことを喋っているのを見て驚くこともある。ほとんどの場合、このセリフは人望が無い人の口…

「ここで認められないと詰む」は詰む

新年度が始まって1カ月。 新環境は、社会のなかの“ふるい”のようなもので、新環境になじんで適応できるか否かを試しているようなふしがある。学校や職場がコロコロと変わる現代社会では、「新環境になじんで適応する」という課題は、まず避けてとおれない。…

傑作ワインの基準で、傑作アニメについて考えてみる

orangestar.hatenadiary.jp No.I don't think so. 私はid:orangestarさんから、このように言及されるとは思っていなかったので、驚いてしまいました。たとえるなら、「はてなシティの海辺で小魚を網で捕っていたら、突然、空から鯛のおかしらが降ってきた」…

『鉄血のオルフェンズ』は傑作になり損なった意欲作、と思いました

orangestar.hatenadiary.jp orangestar.hatenadiary.jp さすが。ぞくぞくする感想でした。 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』を視聴した人の多くは、多かれ少なかれ、id:orangestarさんに近い感想も抱いたのではないかと思います。でも、ここまで言語…

「子どもに意味を背負わせてしまう」対「意味は子どもが自分で見つけるもの」

zuisho.hatenadiary.jp ズイショさん、こんにちは。文章拝見しました。 「子は意味もなく生まれるし、人は、意味にとらわれず生きたっていい」「他人に宿命づけられてたまるか」「世界にいる意味は、自分自身で見つけりゃいい」といった主旨だと、ここでは捉…