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シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

アニメやゲームには体力が要る、それか私が歳を取っただけなのか

 

 
 
 我が家では、アニメを前に全員が静まりかえっていることがよくある。
 
 大人も子どもも、固唾を呑んで「けものフレンズ」や「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に魅入られ、ときおり、叫ぶようなコメントが部屋に響く。真剣に眺めている時間は、たぶん、貴重なものなんだろう。
 
 ただ、そうやって一生懸命にアニメを見ている時間は疲れる。精神力と気力を使い果たし、見終わった後にはドッと疲れが来る。ネット上のアニメ愛好家のなかには、“「けものフレンズ」と「鉄血のオルフェンズ」は正反対の作品”と言う人がいるし、言いたいこともわかるが、視聴後にクタクタになる点では似たようなものだ。すごく面白い、けれども面白いがゆえに、消耗する。
 
 同年代の人からは“まだアニメで消耗しているの?”と言われそうだが、ああそうだ、消耗している、消耗しているけれども面白いのだ。
 
 じゃあ、消耗しなさそうなアニメならどうなのか。
 
この素晴らしい世界に祝福を! 2第2巻限定版 [Blu-ray]

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 「この素晴らしい世界に祝福を!2」は、のんびりマッタリとしたラブコメアニメだ。2期目ということもあってか、低予算アニメ路線で視聴者を楽しませるべく、いろいろ徹底している。まるで、呑みやすいビールのようなものだ。
 
 ところが、このラブコメを見ている時でさえ、つい、魅入られて、真剣になってしまう。声優さんの熱演、“待ってました!”と思わせる展開、ちょっとエッチでバカバカしいシーン、等々を眺めていると時を忘れる。肩肘張らずに楽しめるアニメのはずなのに、目が爛々としてくる。いけない。のめり込んではいけない!だがしかし!
 
 

ゲームでも消耗する

 
 少し前のブログ記事に、こんなものがあった。
 
mubou.seesaa.net
 
 
 リンク先の筆者の気持ちがわかる。私も、ゲームを「単なる暇つぶし」以上の何かとして遊んでいる。そう、ゲームを遊んでいる時の私はいつだって前のめりなのだ。
 
 そのかわりというか、そのせいというか、ゲームをきっちり遊ぶと、時間だけでなく精神力や気力もごっそり持っていかれる。ゲーセンのシューティングゲームやPCのシミュレーションゲームはもちろん、スマホを使ったゲームでもそれなり消耗する。「デイリーミッションだから消耗しない」なんてことはない。それはそれで、微妙にもっていかれるのだ。むしろ、隙間時間にゲームが侵入してきたことで、消耗の機会が増えた。
 
 

歳を取って衰弱しただけなのかもしれないが。

 
 私にとって、アニメやゲームは幼い頃から親しんだ長年の友だ。だけど、趣味生活にのめり込み、つい消耗してしまう自分自身を自省してみると、こんな事で良いのかと考え込んでしまう。
 
 20代の頃に比べれば、アニメもゲームも本数をそれなり絞っているつもりだが、それでも、加齢による衰弱、日常業務による疲労によって、アニメやゲームに押されていると感じる。それだけに、アニメやゲームをもっと厳選したい気持ちが湧いてくるけれども、これ以上本数を絞ると、今は聞こえてくる“オタクの声”が聞こえなくなるような気もする。
 
 所詮は勝ち目のない撤退戦なのかもしれないが、今はまだ“オタクの声”を捨てたくない。
 
 きっと、私よりも年上のサブカルチャー愛好家の人達も、こういう疲労や衰弱を実感しているはずで、先人の教えを乞いたい。ところが、加齢による疲労や衰弱と向き合ったサブカルチャーの先人達の溜息の痕跡をネット上で見つけるのは(わりと)難しい。疲労や衰弱に直面した先輩達は、この問題に、どう向き合っているんだろうか。