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拝見しました。ブログでの言及ありがとうございます。
また、過去のネットカルチャー「はてな村」にご関心いただいたことも御礼申し上げます。
めんおうさんは、「なぜ、過去のネットカルチャーについて書いたら御礼を言われるのか」と思ったかもしれません。その理由は、私が「はてな村」に思い入れがあったからです。そして、「はてな村」といわれるネットカルチャーが過去のものとなり、人々の記憶からも風化されつつあるからです。
「はてな村」の生存者としては、かつて確かに存在した場所・時間のことを思い出してくれる人に対して、嬉しい気持ちが湧いてくるのですよ。
冒頭リンク先でまとめて下さったとおり、はてなダイアリー以来の「はてな村」と、はてなブログ以降の新しいブロガーの間には、文化習俗の違いがあります。付け加えると、「はてな村」と呼ばれる文化習俗も、2005年頃と2010年頃、2015年以降に(サーガとして)語られるものには微妙な違いがあります。
また、はてなブログの書き手が全員「非-はてな村」的かといったら……そうでもありません。はてなブログからスタートしたけれども、旧来の「はてな村」に近い習俗を持ったブロガーもいらっしゃいます。
このようなご縁をいただいたことですから、はてな村の史跡を振り返ってみたくなりました。以下のリンク先を訪ねてみると、在りし日の「はてな村」を想像する足しになるのではないかと思います。
「はてな村」についての証言
以下、生存しているアカウントの皆さんの、「はてな村」についての証言を淡々と貼っていきます。きりがないので、1人1リンクに絞りました。
1.zeromoon0さんの証言
nogreenplace.hateblo.jp
2.あざなわさんの証言
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
3.ドボン会さんの証言
dobonkai.hatenablog.com
4.orangestarさんの証言
- 作者: 小島アジコ
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5.kanoseさんの証言
d.hatena.ne.jp
並んでいるIDが懐かしい人ばかり
6.finalventさんの証言
d.hatena.ne.jp
ここに書かれている「はてな村」は、『はてな村奇譚』以前の、いわば旧はてな村的用法。ちなみに私が「はてな村」という言葉を使うと決めたきっかけは、このfinalventさんが「はてな村」と書いているのを見たため。古い村民なら、「ネガコメ5」って言葉も覚えているはず。
7.matakimikaさんの証言
d.hatena.ne.jp
今読み返すと、「はてな村」の定義・内実をうまく捉えているように読めるが、いかんせん文脈が古すぎるかもしれない。
8.fujiponさんの証言
fujipon.hatenablog.com
9.匿名視点
anond.hatelabo.jp
オンラインゲームとして眺めたはてな村
10.在華坊さんの証言
zaikabou.hatenablog.com
こわい。
「はてな村」以後の出来事
ついでながら、「はてな村」以後の出来事についても、幾つか紹介しておきます。一般に、これらは「はてな村」の歴史に含まれず、「はてな村」の後に起こり、「はてな村」よりも早く忘れ去られつつあるものです。これらが「はてなブログ全体のごく一部の出来事」でしかないことは言うまでもありません。
1.サードブロガー
d.hatena.ne.jp
inujin.hatenablog.com
azanaerunawano5to4.hatenablog.com
「はてな村」の後に起こった小さなムーブメント。「はてなブログ」によってもたらされた初期の出来事。
2.互助会問題
anond.hatelabo.jp
anond.hatelabo.jp
blog.skky.jp
このあたり、私はあまり真剣に追いかけていないので詳しくない。
3.ミニマリスト云々(の外側からみた様子)
fujipon.hatenablog.com
hachibei08.hatenablog.com
このあたりも、あまり詳しくないけれども一大勢力だったはず。
4.サイバーメガネさん周辺
hatebu.me
出来事が多かった人
5.はてな村反省会と称する集まり
zaikabou.hatenablog.com
togetter.com
p-shirokuma.hatenadiary.com
6.2015~2016年くらいにブログがどうこう言っていた若者たち
はてなブックマーク - メディアクリエイター否定派のおっさんたちに聞いてほしい話 - Sprechchor
※元のブログは数年間放置された挙句、ドメインを売ってしまった模様なので、記事に集まったはてなブックマークを挙げる。
p-shirokuma.hatenadiary.com
そういえば、一番金ピカしていた若衆はどこへ行ったのだろう?
おことわり
いかがだったでしょうか。
今回私は、「村の史跡」として文章が残っているものだけをチョイスいたしました。口伝されている恐ろしい物語、文章が散逸してしまった物語については、ここに書くことはできません。「はてな村」の地下には死者が埋もれているかもしれません。土を掘るのはやめておきましょう。