シロクマの屑籠

p_shirokuma(熊代亨)のブログです。原稿に追われてブログ記事はちょっと少なめです

謹賀新年

 新年明けましておめでとうございます。
 今年も宜しくお願い申し上げます。
 
 私シロクマにとって、2007年は色んな意味で「勝負してみる」年になります。2005年と2006年は今年の博打のための用意の二年間だったと考え、そのように行動して参りました。上手くいくかは現時点では全くわかりませんが、今年は全身全霊の力こめてサイコロを振っていかないとなりません。賽の目が悪かったとしても、ここで手を抜いては私は正しく失敗することも出来ないと思うので、能力の限りを尽くさなければなりません。転ぶときも討ち死にするときも、常に前のめりで戦闘していきたいと考えています。
 
【今年の主要作戦】
 プランA:共和制移行計画

 「ライフスタイルオンライン」における封建制を終了し、共和制へ移行する。共和制への移行自体はもう時間の問題だが、どのような共和制になるのか・それが長期間安定したものになるのか、が問われる。これに手を抜いちゃうと、長期の私の適応にとって重大なアキレス腱となる可能性が高い。しかし、現地点で共和制に移行すること自体は、私の凡人度などを考えれば(不幸回避期待値的には)妥当な選択だろう。最善を尽くすしかない。
 
 プランB:ガルミッシュ要塞試作計画
 「いんちきスペースオペラオンライン」において、これまでシロクマ造兵廠は沢山の小型戦闘機や艦艇を建造してきたし、それらの建造には一定のノウハウ蓄積があった、と思う。しかしこれらは機動力には富んでいるにしても、持続的に一つのフロントラインを支え続けたり、遠方に侵攻する拠点となり得るものではなかった。個々の戦闘場面に小型戦闘機や艦艇を投入することは今のままでも十分可能だが、駐留すべき拠点や司令部が無いので、散漫・各個撃破可能・非系統的な行動に終始しなければならなかった。小型戦闘機や艦隊の母港となり、それ自体もある程度の戦闘能力を有し、管制能力を持つ要塞拠点を用意しておこう。要塞拠点が完成した暁には、現在侵攻を見合わせている諸地域へと遠征することが可能になるだろうし、他国の艦艇や戦闘機を迎撃する際の防衛拠点としても活用できるだろう。要塞の試作も、今年のもう一つの重要な計画。
 

或るはてなダイアラーの初夢

 
 今年の初夢がヤバかった。何がやばいって。はてなですよ。2007年初夢がblogの夢というのは、なかなか中毒的でみっともないエピソードではある。でも、現在の私の願望なり何なりをよく顕している夢のような気がしたので、以下に書き残しておく。
 
 私はオフ会で出会ったはてなダイアラー達と一緒に小学校の図書室にいた。小学校の図書室には、少なくともid:kanose,id:matakimika,id:anotherの三名の顔は確認できた。他にも顔を知っている人が何名か混じっていたが、思い出せない。
 
 図書室内で、飛び道具を使ったサバイバルゲームがはじまった。私は「ダメージが低く射程距離の短い、けれども連射可能なマシンガン」を持っていた。他のプレイヤーもあれやこれやの銃器を持っていたが、少なくともmatakimikaさんが当たり判定の広いバズーカを撃ってきたことだけは覚えている。ドムの如き威圧感でバズーカを発射→爆風判定でやっつけようとするmatakimikaさん。一方の私は、速射性に優れたマシンガンでチマチマとダメージを稼いで喜んでいた。沢山の蔵書に隠れて撃ったり撃たれたりして体力メータがお互い減らしあいながらサバイバルゲームに興じるうち、夢は醒めていった。

 
【夢のいんちき解釈】
 要は「はてなの世界でサバイバルゲーム」に興じていたい、ということなんだろうか。それでもって、私の武器は「ダメージが低く射程距離の短い、けれども連射可能なマシンガン」なわけなんだろうか。夢のなかで持っていた私の武器とmatakimikaさんの武器の対比は、私個人の主観のうちに、自分のテキストをそういうものとして捉えていることの反映なのかもしれない。
 
 サバイバルゲームの会場として「小学校の図書室」が選択されたのが非常に興味深かった。私の心象風景的には、「私が過去に経験した小学校の図書室」と「はてな界」はとても近しいものなのかもしれない(勿論、私が過去に経験した小学校の図書室は楽しい場所だった)。大学の研究室や○○文化会館のような畏まった場所じゃなく、「小学校の図書室でサバイバルゲームになった」ことを私は嬉しく思う。一方、私がはてな界において退行したがっていることを夢は示唆しているのかもしれない。いや、退行しちゃってるのかな、実際。
 
 解釈の細部はともかくとして、はてなで今年も楽しく遊んで回りたい・好奇心を満腹させたいという願望が直球で出た、と大筋で解釈すればいいのかな。楽しい夢でした。
 

何故、夢のなかでオレンジではなく青を選んだんだろうか。

 
 続いて、1/3朝にも非常に興味深い夢をみたので書き残しておく。三年後のシロクマさん解説よろしく。
 
 おそらくは美容院とおぼしき場所で、私はオレンジ色のドレスを着た美女に出会った。表情も言葉も明るい、二十代前半ぐらいの美女だったと思う。何故だか私はその美女と仲良くなって、夢のなかで「これはお持ち帰りかな?」などという妄想にひたっていた。
 
 ところが、その直後、美容室には殆ど同じデザインの青色のドレスを着た別の女性が入ってきて「こんにちは」と挨拶してきたのだ。彼女も負けず劣らずの美女だったが、もっと硬質で静かな(喩えるならアスカと綾波レイのような)対照的な美しさだった。
 
 夢のなかではありがちな展開だが、私はどちらかの美女を選んでお持ち帰りしなければならなかった。勿論、本当はオレンジ色のドレスの明るい美女を選びたい。なのに私は青色のドレスの美女を選ぼうとしていた。青色のドレスの美女のほうを向いた瞬間、その女性が実は友人が熱心に片思いしている相手であることを私は直感したが、それでもなお私は青色のドレスの美女を選ぼうとしていた。そこで夢は醒めた。

 
【夢のいんちき解釈、が出来ない】
 これは...何なんだろう。オレンジ色のドレスで明るい性格/青色のドレスで硬質な美女 という対比は、暖色/寒色という単純なものなのか、アスカ/綾波やハルヒ/長門さんの如きキャラ属性上のものなのか?
 
 この、夢の中の私の捻ねた選択はいったい何なんだろう?本来私は、この対照的な美女二人で「どちらか選ぶ」となればオレンジ色のドレスの側に決まっている。キャラ属性的にも、私は綾波/長門さんタイプとは縁遠い。なのに私は明るいオレンジ美女を選ばずに青色の美女に向き合った。しかも、それが友人の片思い相手だと知っても、なおかたくなに選んだのである。夢が醒めた時、私はなんだかとても不快だった。単純に性欲を刺激されたのも嫌だったが、それ以上に、素直にオレンジ美女を選べない自分が嫌で仕方がなかった。この「素直にオレンジ美女が選べなかった」ことへの不快感は、私の執着や屈折を知る重要なヒントになりそうなものだけど、どうやら意識下では防衛が強く働いているらしく、今現在の私には解釈のしようがなかった。考えようとしてもフォーカスが当たらないのだ。二年か三年寝かせて、回想してみることにしよう。