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シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

FC版ウィザードリィ30周年記念誌『ウィザードリィの深淵』に参加させていただきました

 
 
 
 去年の暮れ頃、こちらのウェブサイトを主宰しているPinさんという方から、FC版ウィザードリィ30周年記念誌『ウィザードリィの深淵』の「俺とWIZ」コーナーに参加しませんかとお誘いおいただき、短い文章を寄稿いたしました。*1
 
 それにしても、とんでもない同人誌です。
 
 FC版ウィザードリィのリリースに関わった人達のインタビューがびっしりで、凄いボリュームです。ウィザードリィ伝導師の須田Pinさん、Wizardry原作者のロバート・ウッドヘッドさん、FC版ビジュアルデザイン担当の末弥純さん、『隣り合わせの灰と青春』のベニー松山さんといった、錚々たる面々も含まれていて、資料的価値は相当なものだと想定されます。すでに30年の時が流れ、関係者の記憶が薄れてしまっている部分もあるようでしたが、今、記録しておかなればますます散逸してしまうものなので、FC版ウィザードリィを振り返るうえで、重要な資料になるのではないかと思います。
 
 それでいて、この同人誌は「同人誌らしさ」をも併せ持っていました。「俺とWIZ」コーナーには、たくさんのウィザードリィ愛好家の個人的な言葉が綴られていますし、遊び心のある企画が所々に散りばめられています。単なる「お堅い証言集」ではないんですよね。同人誌らしさっていうより、ひょっとしたら往年のゲーム誌らしさなのかもしれませんが、とにかく、懐かしい楽しさが宿っています。
 
 インタビューに登場している皆さんは、私よりもいくらか年回りが上なので、言及されている他ハードやゲームソフトの名前がすごく古かったです。PC-1200、PC-6001、PC-8801、『ゼビウス』『スペースインベーダー』『ハイドライド』『ブラックオニキス』……挙げていくとキリがありませんが、とにかく、コンピュータゲーム黎明期のゲーム少年がどんなハードでどんなゲームを楽しんでいたのかを垣間見せてくれます。パソコンショップの周辺で、ゲームマニア・マイコンマニアがどんな風に過ごしていたのかを思い出す民俗的資料としても、なかなか良いかもしれません。
 
 FC版ウィザードリィ30周年記念誌『ウィザードリィの深淵』は、5月14日のゲームレジェンドにて頒布予定とのことです。
 
 ウィザードリィが好きで、ゲーム黎明期の雰囲気が好きな人なら、手に取ってみる価値があるんじゃないかと思います。
 
 

*1:5月13日補足:主宰のPinさんと須田Pinさんは別人だそうです。てっきり同じだと思っていました!