シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

或るおっさんオタのコミケ三日目

 
 2007年もコミケに出ることが出来た。ありがたい。この仕事この年齢で、今でも有明を巡礼できることをミーハーな私は素直に嬉しく思う。と同時に、オタク界隈の「現場」の重要な一シーンに出くわせることも嬉しく思う。以下は、一人の三十路オタクの2007夏コミの個人的回想です。
 
 

  • 自分自身の枯れ具合とコンテンツへの執着によって、朝の何時に出撃するのかが決まってくるわけだが、かつての自分のように早朝出撃するモチベーションは勿論無い。ということで、10:30に現場に到着したわけだが、到着しても行列はあんまり捌けておらず、入場に結構時間がかかった。
  • 東館がやけに込んでいるような気がした、が、案外こんなものだったかもしれない、とも。もみくちゃにされる率がえらく今年は高かったような気がする。ただ、これは今回壁際を歩きすぎたが故だったからかもしれない。
  • 自分は自宅にコミックやCDを大量に溜めることが我慢ならない気質なので、コミケで同人誌をどっさり買っていく人達をみると、結構羨ましいなと思うほうだ。倉庫でも持っているのなら、あの世には持っていけない大量の同人誌をゲットするのだが。押入れとかに収納するぐらいでは限界はすぐにみえるというのに、同人をきちんと追いかけている人達はあくまで貪欲だ。彼らは、夏と冬にカートで運んでいる同人誌を、どうやって保存しているのか。それとも捨てているのか。将来どうするのか。そこら辺を考えると結構悩ましい。
  • 今年は嫁がいるので、同人誌選びもちょっと慎重。あまりにもあんまりな内容*1のものは買い控える。それよりも、嫁にレジストを付与する意味で、「これなら通るだろう」というものを買って帰ることに。収納、しがらみ、色々を考えてしまって同人コンテンツを思うがままに購入出来ないというのは、不幸ではないけれども色々と大変。
  • 三日目東館の同人分布。まずまず群雄割拠。特別に偏ってるという感じはしない。型月は安定して人気ですね。
  • 実地に触れて改めて思ったのは、かがみは「受け」。受けしかないよ!攻めは難しそう!逆に、かがみ受けという前提なら、そこにいるキャラクターすべてがおかずとして立ち上がってくる*2、みたいな。いかがでしょうか。
  • 成り行きで、今年は有明からの撤退にバスを使うことになった。バスのなかで、太っちょオタ一名・ガリオタ三名、の小グループが、すし詰めのバスのなかで空気を読まずに有頂天モードになっている様子が観察されたので書いてみる。具体的には、立ち客満載のバスの真ん中付近で、太っちょオタを核とした合計四名が広いスペースをとったまま、「一人でも多く乗れるように奥に詰めて下さい」のアナウンスが流れても奥に進まず陣取っている、という構図。そして彼らはバス後方の空白スペースにもアナウンスにも注意を向けることなく、スーパーロボット大戦の話に花を咲かせているという感じだった。おそらくはグループ内のオピニオンリーダーとおぼしき一名が「スパロボでビルバインの強さに惚れて、俺、ダンバイン全部買っちゃったよ、はっは〜」と鼻高々な様子に、他の三名がむしゃぶりつく光景。このささやかな惨劇はコミケ帰りのバスのなかで発生した出来事だったわけだが、あれがもし混雑した京浜東北線の内部とかで起っていたら、異なる無残さを現出したのかもしれない。
  • コミケをただ買い物だけに使う人は、たくさんいると思う。一方で、コミケを人と会う場としてだけ使う人も、いくらかいると思う。人と会う、というのはお祭りの一当事者としてという形かもしれないし、全国に散った仲間との旧交を温めるという形かもしれない。最も多いのは、買い物と人的交流の両方を求める人っぽい。千円札を奉納して本を買う一大サバトを、皆がそれぞれの形で楽しんでいる風景に自分も参加するのは、やっぱりいいもんですね。

 

*1:何がどうかはわかりますよね?

*2:参考:孤独のグルメ