シロクマの屑籠

p_shirokuma(熊代亨)のブログです。原稿に追われてブログ記事はちょっと少なめです

 
 ミキサー。この文明の利器を侮っていた。
 ストロベリーダイキリ。
 メロンダイキリ。
 パイナップルダイキリ。
 そして泡泡したアブドゥーグ改、など。

 フルーティーなカクテルや、ほかほかしたカクテル、ココナッツミルクを用いたカクテルをつくるのに、これほど恐ろしい道具があるとは思わなかった。フルーツとラム/ウォッカさえあれば、色んなおいしいものがつくれそうだ。補佐する為のトロピカルリキュールやレモン・ライムも揃えればなんかなんでもアリの予感がする。
 
 しかも、普通にフルーツジュースをシェーカーで混ぜた飲み物(例えばパイナップルジュースとテキーラを混ぜたマタドールや、生ライム版ギムレットなど)に比べて、ふわふわしていて飲み心地が柔らかく、女性向けの印象がある。どれだけラムをぶちこんでも、まろやかな口当たり。使い方次第ではろくなもんじゃない。女性の皆さん、ミキサー使ったフルーティーなカクテルにはご注意を。
 

 脊髄反射。痛いと思ったら、中枢神経系を解さずに、末梢レベル(つまり脊髄までのレベル)でautomaticに手を引っ込めたり反撃したりすること。この場合、痛いが故の脊髄反射が自動的におこる為、折角の大脳皮質による複合的・多角的・理性的検討はしばしば無視されるか、後手に回ることになる。 当然、こうした原始反射は、痛覚があるが故に発生することなのだろう。医学的意味での脊髄反射だけでなく、そういう意味の脊髄反射においても。