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シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

能動過小傾向がみられる彼ら一人一人の長期予後(要約)

 
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 能動過小傾向の強い男性の長期予後について考察する。能動過小傾向の強い男性は、防衛機制という視点で説明できるような各種対処行動をもって、現在の葛藤を封じ込める事に成功している。だが、彼らの対処行動は、短期的な葛藤を解消するには向いていても、葛藤の発生源をなんとかして長期的に問題を解決するのには不向きな場合が多い。むしろ、問題の長期化は葛藤の深刻化と対処の困難化をきたしやすく、総じて、時間が経てば経つほど葛藤からの離脱は困難になると考えられる。このテキストでは、能動過小傾向が強い「消極的オタク趣味選択者」「もてない男」「引きこもり」のそれぞれについて、長期予後予測と、それに対して(もし必要なら)どのような対策が可能なのかを書いてみた。
 
・能動過小なオタク
 そのままでいけば、自分の趣味範囲とダブる人以外とはコミュニケーションがとれない能動過小なままのオタクに進んでいく可能性が高い。異性も含めた、自分の趣味とは合致しない世界の住人との交流は歳を経るにつれて困難になるだろうし、「仕方なくオタク趣味に甘んじている」オタクにとって、それは葛藤の持続を意味している。脱オタするなり、オタク趣味の内に活路を見出すなりする事が活路か。
 
・能動過小なもてない男
 そのままでいけば、異性との交流が出来ないまま三十代四十代と進んでいく可能性が高い。ソリューションは…異性との交流が可能になるリソースをかき集める(脱オタ)か、もてない男なりのクリエイティビティを磨いていくか、執着から離れるか、等々。仕事などで頭角を現していくのもアリだと思う。仕事で評価されるという事は、セルフイメージと、外部からの評価を少しづつ変化させていくと期待できる。
 
・引きこもり
 そのままいけば、非常に厳しい予後が想定される。引きこもる、という限定的で硬直したコーピングをいかに幅広くしていくのか?いきなり仕事とか言うのは無茶に違いないなか、どのように引きこもりonlyの状態から幅のある適応に近づけていくのかがソリューションになるか?
 
 どのソリューションであれ、一つ一つの積み重なりや失敗が無意味ではないという事を念頭に置きながらやっていくしかないのだろう。脱オタであれ、オタク趣味への傾倒であれ、非モテ談義であれ、熱心に推進していくこと、積み重ねていくことはどれも適応的意義と蓄積があると私は信じている。無意味では、ない。