シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

 戦場においては、生き残ろうと最善を尽くす人でも力及ばず倒れることがある。生き残る為の努力は、その人の生存の期待値を向上させるが、100%の生存を保証するものではない。
 
 だがこの場合、生存の為のあがきを無意味として退けるのはどうだろうか。生き残ろうと最善を尽くさなければ、やはりその人はより高い確率で凶弾に倒れることになるだろう。そりゃ死にやすい素養/死ににくい素養の差は個人個人であるに違いない。だが、その一個人がどれだけ生存にリソースを費やした(または費やせた)かは、その人の戦場における生存期待値にそれなりの影響を与えるだろう。100%はとうてい無理としても、40%の生存率を50%の生存率にするような努力にはそれなりの意義があることだろう、仮に100%という保証が無いにしても、である。