シロクマの屑籠

p_shirokuma(熊代亨)のブログです。現在、忙しいうえブログは実験モードに移行しています。

『ウマ娘』をやっていると目が痛くなる

 

 
先日も書いたとおり、ゲーム『ウマ娘』は本当によくできた、つい夢中になりたくなるゲームだ。プレイヤー同士のリーグ戦にも楽しみがあり、正しくソーシャルゲームしている。だから時間とお金がコントロールできるゲーム愛好家には、勧め甲斐のあるゲームだと思っている。
 
でも、このゲームをガツガツと遊ぶのは中年のゲーム愛好家には厳しい。いやたぶん若いゲーム愛好家にも厳しいんじゃないかと思う。というのも、この『ウマ娘』をやっていると目が痛くなってしまうからだ。
 
ウマ娘を遊んでいて目が痛くなる理由は、だいたい見当がつく。育成モードのイベントを早送りしているからだ。イベントを早送りするかしないかによって、ウマ娘を育てるスピードはぜんぜん違う。また、早送りしてもイベントで何が起こっているのかはだいたい把握できる。だから早送り機能は重宝するし、『ウマ娘』がダレてしまわないために必要不可欠な機能だとも思う。
 
ところがスピードが速く、それでいてイベントで起こっていることやパラメータの上下がだいたい把握できるせいで、つい、この早送りを「見てしまう」。イベントを早送りしているから、目にはすごい勢いで情報が飛び込んでくる。これを、自分の目が追いかけてしまっていると自覚する。なまじ、だいたい把握できるからこそ、目が早送りを追いかけてしまって、それですごい勢いで目が疲労してしまうのだ。目にくまができるぐらいならまだ良くて、しまいに目が痛くなる。
 
これまで色々なゲームジャンルのゲームを遊んできたつもりだけど、『ウマ娘』は目が疲れるほうのゲームだ。個人的には『怒首領蜂』などの弾幕シューティングゲームと同じぐらい疲れやすいと思う。
 
早送り機能といえば、ファミコン版『ウィザードリィ』シリーズの戦闘メッセージ速度1も目が早送りを追いかけてしまうゲームだったけど、『ウマ娘』みたいに目が痛くなることはなかった。あちらは高速で文字が流れるだけで、グラフィックが目まぐるしく変わるわけではないから大丈夫なのだろう。
 
そこで最近は、育成モードではなるべく目をつむっていようと心掛けているのだけど、これがなかなか守れない。育成がうまくいっている時にはうまくいっているなりに、うまくいっていない時はうまくいっていないなりに、つい、何が起こっているのか見守ってしまう。イベントの成り行きによってステータスが変化するので、見落としたくないという心理が働いてしまう。で、早送りされた画面に吸い込まれてしまい、目がやられてしまう。
 
繰り返すが、『ウマ娘』のイベント早送り機能は(総体としては)とても良い仕事をしていて、育成のテンポを保つうえで不可欠のものだと思う。だから早送り機能をなくしてくれとは言えないし、リリース直後にこれほどの完成度であることに難癖をつける気にもなれない。
 
現段階では、プレイヤー側が気を付けるしかない。「目が痛くなってしまうようなプレイはするな」「自分の体調を考えて『ウマ娘』を遊べ」ということなのだろう。ちょうど『ウマ娘』の育成でレンタルウマ娘を借りてこれるのは3回までだから、この3回が一日の育成限界とみなし、目を酷使しないのが望ましい遊び方なんじゃないかと思う。なんならもっと回数を減らしたっていい。
 
もちろん、現在のTP値の仕組みやTP回復アイテムの存在を考えると、「『ウマ娘』は一日3回まで」という遊び方は、ゲームの仕様に合致していない。だからゲーム運営の皆様におかれては、もうちょっと目が痛くなりにくい方策を実装してほしいとも思う。どんなにゲーム自体が魅力的でも、目をやられてしまっては楽しいゲーム体験を続けられないからだ。
 
 

ゲーム依存や高額課金だけが問題ではない

 
良くできたソーシャルゲームというと、ゲーム依存や高額課金などが槍玉にあげられがちだし、もちろんそれらは大きな問題だ。
 
けれども、そうした一部のプレイヤーに生じる深刻な問題とは別に、眼精疲労や肩凝り、姿勢の悪化や運動不足などもゲームプレイにはついてまわる。ゲームプレイヤーが年々高齢化していることを思うにつけても、目に優しいゲーム、ひいては身体に優しいゲームを歓迎する向きはあるはずだ。たとえば『ウマ娘』のような、歴代の名馬が登場するゲームの場合は特にそうだろうとも思う。
 
また、プレイヤーの側も、ゲーム依存や高額課金だけを警戒するのでなく、自分の目を傷めないプレイ、腰を傷めないプレイ、姿勢が悪くなってしまわないプレイを心がけていったほうが良いはずだ。部屋の明るさや椅子の良し悪し、インターバルの有無なども、長くゲームと付き合っていくなら考えておいたほうが良い。
 
もっと私たちは自分の身を労わりながら、長くゲームと付き合っていく工夫をしたっていいんじゃないだろうか。
 
後日、別記事で紹介するつもりだけど、そうした身を労わるゲームの心がけは、単に健康を守るだけでなく、ゲームプレイの精度や上達にもかかわってくる。若くて健康に自信のあるゲーム愛好家も、知っておいて損はしないはずだ。スポーツ選手が身体に気を配るのと同じように、ゲーム愛好家、とりわけ向上心のある愛好家が身体に気を配るのは理にかなったことだと思う。
 
『ウマ娘』のような、完成度の高いゲームを遊べるのは愛好家冥利に尽きるけれども、それで身体を壊してしまっては元も子もない。節度をわきまえ、メンタルも身体も財布も壊さないようにしながら長く付き合っていけたらと思う。