シロクマの屑籠

はてな村から引っ越してきた精神科医シロクマ(熊代亨)のブログです。

『ラグナロクマスターズ』プレイ開始の所感

 
 おとといから正式稼働している『ラグナロクマスターズ』をプレイし始めた所感を書いておく。ちなみに私はPC版の『ラグナロクオンライン』を2012年頃まで続けていたので、前作とは7年以上の付き合いになる。そういう人がこれを書いていると思っておいて欲しい。
 
  

 
 
 

キャラクターはかわいらしい

 
 
 
 ラグナロクの魅力の何割かは、2Dグラフィック時代のかわいらしいキャラクター、昔の言い方でいうなら「萌え」っとした感じの絵に由来していた。当時はそういったデザインのオンラインゲームが無かったのでひときわ輝いてみえた。
 
 今作のキャラクター選択画面は、まさにそのとおりの雰囲気になっているが、自分のキャラクターを実際に動かす段になると、さすがに2D時代とは質感が少し違う。とはいえかなり頑張っている。合格レベルなんじゃないか。
 
 なにより、モンスターのかわいらしさがほとんど喪われていないのが嬉しい。ポリン、ルナティック、ヨーヨー、ペコペコ、いずれも昔のかわいらしさを失っていない。マップ切り替え時に表示されるモンスターの姿を見るに、むしろ前作よりかわいくなっているとさえ思われる。よくわかっていらっしゃる。
 
 

街並みやマップも雰囲気が出ている

 

 
 この写真のように、プロンテラの床の質感は、前作の雰囲気をしっかり受け継いでいる。やたら土地が広かった前作に比べて手狭だが、現時点では問題を感じない。同様に、全体マップも縮小していて隣町までの距離が近くなっているが、これも問題だとは思えない。魔法使いの街・ゲフェンもいい雰囲気だった。ただし、プロンテラ南にずらりと並んでいた露店取引はもうみられない。
 
 自分のキャラクターを中心に、360度視点を回転させる/真横~真上にビューを切り替える機能は失われている。カメラで撮影する時にはあるていど融通がきくが、戦闘中などは自分のキャラクターを眺める角度が同じだ。街の景色も、その前提で眺めることになっている。
 
 

オート狩りは便利、BOTみたいだ

 

 
 ラグナロクとは切っても切れない狩りは、手動でもできるけれども自動でもできる。コンソールがスマホで初期段階ではソロ狩り中心だろうから、自動の狩りに頼ることになりそうだ。前作では悪しき風物詩であった「BOT」をこんな風にゲームシステムに組み込むのかと感心した。いまどき、単調な狩りを延々とし続けられるプレイヤーはそれほどいないだろうから、良いことだと思う。もちろん、手数の多い戦い方をしたい時は手動でやったって構わない。
 
 スキルスロットが減っているため、上級職のパーティープレイで困るかもしれないが、アイテムスロットと別扱いになっているのでおそらく困らないだろう。現段階では、そもそもパーティープレイをやる機会をどうやって作るのかが問題ではある。
 
 

クエストの効率は良い。クエストのストーリーはいまいち

 
 現時点ではクエストをこなしたほうが実入りが良いので、狩りもほどほどにクエストをこなしていくわけだけど、あまり面白くない。前作でもクエストの筋書きは平板というか、お世辞にもアドバンテージとは言い難い感じだったが、今作もそれは変わらない。ところが、キャラクターの成長や冒険ノート埋めを考えると避けて通るのも難しそうにみえる。
 
 仕方がないと思って最初は頑張ってテキストを読んでいたが、中途からはテキスト送りをしてクエストが終わるのをじっと待つ……といった「おつかい作業ゲー」になってしまった。
 
 前作に熱中した人の大半は、ラグナロクというゲームは好きでも、そのクエストには魅力を感じていなかったように思う。今作のクエストも、現段階では魅力を感じさせるものではない。2010年以降に私がプレイしたソーシャルゲームたちに比べると、いかにも貧弱なテキストを読まされている感がある。にも関わらずクエストの重要性が高くなっているものだから、やらないわけにはいかない。
 
 この、クエスト周りの仕様変更は、前作とは相当違う考え方で付き合っていかなければならないと思う。考え方を変えてまで付き合う値打ちがあるのか、よく見極めなければならない。
 
  

スマホが熱い、バッテリーが焼ききれそう

 
 今回、いちばん心配になったのはスマホの放熱と激しいバッテリー消耗だ。
 
 充電器を繋がずに『ラグナロクマスターズ』をプレイすると、かなりの勢いで電池が減っていく。体感では『ポケモンGO』や『FGO』よりも早い。外で持ち歩いてプレイするならモバイルバッテリーが欲しくなる。
 
 かといって、充電器を繋いだままプレイすると発熱がひどくていけない。充電器に繋いでオート狩りをさせながら料理しをしていたら、過熱で強制終了を食らってしまった。充電しながらプレイするためにはヒートシンクが必要そうにみえる。
 
 このゲームには疲労度設定というのがあって、狩りは一日300分までとあるけれど、そんなにスマホを酷使したらスマホがかわいそうだ。スマホのバッテリーが簡単に交換できた時代ならいざ知らず、いまどきのスマホのバッテリーはあまり痛めつけたくない。
 
 

タブレットが欲しくなるが、今は買い時ではない

 
 電池の問題にくわえて、インターフェースの細かさもスマホにはきびしい。
 
 ひとつひとつのアイコンが小さく、マップのつくりも細かいので、「このゲームはタブレット向きなのだろう」と思うことにした。いや私が中年で、老眼だからそう思うだけで、若い人ならスマホ+タッチペンでも大丈夫なのかもしれない。どちらにせよ、電力消費や過熱の懸念もあるので、やるならタブレットで、遠慮なく遊ぶのがよさそうにみえる。
 
 問題は、今、Androidのタブレットをどう調達するかだ。
 

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 我が家では長いことASUSのnexus7が活躍していたが、もうASUSはタブレットを作る気が無さそうにみえる。価格と性能を考えるとファーウェイが良さそうに思えたのに、国際的な問題によって手が出しにくくなってしまった。こんな、Androidタブレットを選びづらい情勢のなかで、わざわざこのゲームのためにAndroidのタブレットを買うのは勇気が要る。
 
 

今、背伸びしてまで遊ぶべきゲームか、まだわからない

 
 このほか、現代日本では時代遅れな「萌えっ」とした雰囲気やアスキーアートのたぐいも含めて*1、2019年のゲームとしてはどこか敷居が高いというか、人を選ぶゲームのような気がする。前作には思い入れがあるので、私にとって次期主力ゲーム候補の筆頭だったのだけど、スマホ前提でこのゲームに深入りするのは躊躇われるし、さりとてAndroidのタブレット購入という背伸びをしたくなるほどの「買い」材料はまだ見当たらない。
 
 とはいえ、前作の性格からいっても真価はギルドやゲーム内の付き合い次第だろうから、とりあえずログインボーナスをもらいながら、少しずつゲームの世界には慣れていこうと思う。ミッドガルドに、再び賑やかさが戻ることを期待したい。
 
 

*1:この、露骨で古くさく感じる「萌えっ」とした雰囲気がかえって海外人気に繋がっているのかもしれないが