シロクマの屑籠

はてな村から引っ越してきた精神科医シロクマ(熊代亨)のブログです。

うちの近所の公園には風の精霊が棲んでいる

 
 
 
 『ポケモンGO』をやっているおかげで気付いたのだけど、うちの近所の公園には風の精霊が棲みついている。
 
 「風の精霊が棲みついている」のは、往来の邪魔にも子どもの遊びの邪魔にもならない、ポケモンGOのジムバトルをするのにちょうど良い小さな空き地だ。
 
 その公園内の空き地は、周辺をマンションやゴミ置き場に囲われて、袋小路のような構造になっている。いい歳したおじさんがポケモンGOのジムバトルに集中しても目立たないのでポケモンGO向きのロケーションだ。でもって、春夏秋冬通いつめて気付いたのだけど、そこは、ちょっと風が吹くとつむじ風が起こる不思議な場所なのだった。
 
 木枯らしの吹く、11~12月の時期はとりわけそうで、枯れ葉がぐるぐる回転し続けている。風系統のポケモンを使っている時につむじ風が起こっているとと、ポケモンが具象化しているような錯覚をおぼえて気分がアガる。他のポケモントレーナーとジムバトルをしている時につむじ風が吹いても、それはそれで、バトル! という感じがして嬉しい。
 
 ポケモンGOのジムバトルの場所につむじ風がしょっちゅう起こるのは、偶然なのか、それとも必然なのか。
 
 

ポケゴーやっている時は、やっぱり精霊って呼びたくなるわけですよ。

 
 現代の科学の知識をもってすれば、なぜ、つむじ風が起こるのか・どのような場所につむじ風が起こりやすいのかを説明づけることはできる。
 
 風の精霊に相当するつむじ風や竜巻は局所的に起こった風の流れだし、その背景として気圧差や地形を考えればいい。
 水の精霊に相当する渦潮のたぐいも、水流や潮汐力などによって説明づけられる。
 

 
 とはいえ、科学以前の時代なら、つむじ風や渦潮が頻繁にできる場所を「精霊が棲んでいる」と説明づけたのは自然なことだっただろう。日本では、そういった場所が「龍のすみか」とみなされたこともある。
 
 どうあれ、つむじ風や竜巻や渦潮のたぐいは「自然界の力が具象化したもの」ではあり、科学時代の人々はそれを「天候」や「自然現象」ととらえ、昔のアニミズムな人々はそれを「精霊」や「龍」や「神」の顕現といった風にとらえたのだろう。
 
 でもって、ポケモンというのは多分にアニミズムな作品なわけで、流体力学にもとづいてつむじ風を考えるより、公園の空き地に風の精霊が棲んでいる、と考えたくなる。でもってそいつは、つむじ風を起こして子どもを喜ばせたり、おじさんの帽子を飛ばしたり、スカートをめくったりしている。
 
 こういう地元の小さな大自然に気付けたのは、まさにポケモンGOのおかげ。これからも遊び続けて、まわりの風景をよく見ていこうと思う。
 
 

Pokémon GO Plus (ポケモン GO Plus)

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