当直だの何だので先延ばしになっていた分裂ハルヒの憂鬱。自業自得ですが。
発売からすでに三日経過しているのでなんとなく嫌な予感がしていたけれど、実際に本屋を回ってみるとなかなか絶望的な光景が広がっていた。私の通勤エリアは、国道沿いにジャパニーズポストモダンが広がる、ツタヤでジャスコでしまむらな、そういう地域で、住んでいるのは昭和が取り残された古い集落。どちらの本屋にも「分裂ハルヒ」が売ってない。
・書店1
○SUTAYA。無い。ハルヒは前のやつが計三冊ほど。
・書店2
これまたビデオレンタル屋系列。一冊だけ分裂があったけど、相当立ち読みされたらしく、表紙があまりにもしわくちゃになって、ページが開いていた。さすがにこれはパスしようと思って次の本屋に。
・書店3
一般書店。ここは「そっち系統の」眼鏡のおねえさんが勤めているので期待度大。コバルト文庫の取り揃えが特に素晴らしいんだが、惜しいことに分裂ハルヒは売ってない。旧巻は全部揃っているし、いぬかみっ!やシャナもちゃんと揃っているんだけど、数は入荷しなかったってことだろうな。逆に言えば、地元でラノベをきちんと読んでいる人は、速やかに購入しているとも推測される。あの眼鏡おねえさんが全く入荷しなかったとはとても思えないから、絶対ある程度は入荷している筈。
→国道沿いは壊滅的だったので諦めて住処の昭和集落へ。もうだめぽ。
・書店4
いつ潰れるのか分からない書店4にトボトボと訪問。日焼けしたYAWARA!のポスターが哀愁を誘う。ラノベコーナーラノベコーナー…無い。驚いたことに角川スニーカー文庫のガンダムSEEDを普通の角川文庫のコーナーに発見した。どうやら、ラノベという分類が無いらしい。
・書店5
最後の望みをかけて、書店5へ。昭和テイスト漂う、ごちゃごちゃとした一般書店だがライトノベルとコミックがかなり充実しているので期待度大。お、狼と香辛料が平積みしてあり、ピンクの蛍光ペンで“オススメ”と。しかし残念ながら分裂ハルヒは売り切れていた。ここも多分、初日にはちゃんとある程度の数を入荷して、「わかっている人達」は初日にしっかりおさえているんだろう、と思う。
…都会と違ってちゃんと初日におさえないと、「わかっているお店」でもやっぱり駄目ですね田舎は。諦めてAmazonで買うことにした。分裂ハルヒをAmazonで注文というのも大仰な話だけど、無いものは無いんだから諦めるしかない。ただしこの場合、初日に是が非でも買おうという気概を持っていない自分が悪い。自業自得だ、ちゃんとチェックして予約しておかないと。地方のオタなんだから。