○○君、きみは、人に好かれるのが怖いのではない。
先回りして言っておくと、人の好意を裏切るのが怖いのでもない。
人の好意を裏切って、置いてけぼりになる自分なり、脱価値化される自分なりを恐れているのではないのかね。
きみは、自分のなかに汚濁が混入していることも、自分のなかの汚濁を指摘されることも我慢ならない人種だ。ある種の精神的潔癖症がきみという人物だ。そして、その精神的潔癖症というのも、一手だけメタ視しただけで判る程度に、自惚れと虚栄心に充ち満ちている、というわけだ。そうじゃないのかね?ん?
いやいや、自惚れるのも、虚栄心を持つのがいけないと言っとるわけじゃありせんよ。メタ視に目隠しをして「俺は純真だ!」という信仰にしがみつくのも、悪いモンじゃあありません。君がそんな人物だからって、僕は君の活動や君の創作が非難されることはないし、君のピカピカした魅力や、やたらと回りだけは良い頭も貶められるべきではない。
けれどね、あたしゃ知ってるんですよ、○○君のことを。黙っておきますけれどね。きみは僕と同じで、友達と地続きの存在だと思ってますから、胸にしまっておきますけれどね。