シロクマの屑籠

p_shirokuma(熊代亨)のブログです。原稿に追われてブログ記事はちょっと少なめです

客観?主観?間主観?

 

コミュニケーション、または他者理解における無視しえないポイントについて指摘がありました

 
 2007-02-15 - BLUE ON BLUE(XPD SIDE)跡地
 
 こんばんは、crow_henmiさん。シロクマです。客観、主観、防衛、投影、なかなか難しい問題についてご指摘いただきましたねぇ。crow_henmiさんの文章がアップされたのが2/15で、それに気づいたのが2/16。こうした刺激的なリアクションにはなるべくタイムラグなくお返事したいと思っているんですが、巡り合わせ悪く、今日までネット上に書き込み出来ずに過ごして参りました。
 
 数日経って改めて拝見するにつけても、この機会に防衛機制や投影について自分の今の考えをまとめてみる機会なのではないか、とも思った次第ですが、おそらく旅先でなんとなく書き上げるよりは自宅に帰ってからお返事したほうがまだしも誠実且つ陰険な気がするので、後日、何らかの検討を2/15の上記リンク先エントリに対して行ってみよう、と思います。その日までお待ちいただければ幸い、と思います。
 
 主観、客観、間主観。
 
 コミュニケーション空間における客観とは何でしょうか?自分、よく分かりません。
 
 コミュニケーション空間における主観とは何でしょうか?実は自分、これもよくわかりません。
 
 ですが、コミュニケーションにおける二者関係または多者関係における、間主観的な問題については、部分的に知っている、知ろうと努力できるところがあるかもしれません。私はそれに向かって議論と検討と執着を集めていくことをやめられない人間です。防衛機制、というものについても、私は一人の人間の自我なるもの単独に由来して引き起こされるというよりは、二者関係のなかで現われ出てきたり、出てこなかったりするものではないか、と思うことを好む人間だったりします。そこらへんを踏まえて、私は2/15の上記リンク先エントリに対して、もの申してみる所存です。
 
 またせっかくですから、この機会に、

俺の言葉に反論するのは、攻撃の防衛機制だ!反論しないのは、よく訓練された逃避の防衛機制だ!ホント、精神分析は地獄ダゼ。フハハハハハ(AA略

http://b.hatena.ne.jp/REV/20070217#bookmark-1176327

 このような勿体無い誤解(とおぼしきもの)に対しても私見を述べてみたいと思っております。どうも、防衛機制というものを把握の手がかりとして導入しようとするとき、「相手の気に入らないところは全部防衛機制として捉えられるんじゃないか」とか、「何を言っても防衛防衛じゃ話になりませんネ」とかいった反論を見受けることがあります。いや、それらはあながち間違った指摘ではないとは思うんです。しかし、これに対して分析者側はどのような対策を講じることが可能なのか?どのような機構でもって問題を克服するのか?について一緒にお勉強したいところです。かしこ。
 
[関連]:「あなたは淫乱ですか?」というソナー - シロクマの屑籠
 

ついでにちょっとやってみたいことがあるので誰かに質問

 
 ええと、件のエントリって、2/16に私が初めてみた時と、2/20に再度みた時でなんか変化してます?

ただまあ、ここで「願望している」こと自体はごく正当なのですが、願望と現実の永遠に一致しない二重像を可能な限り重ね合わせようとする努力、願望を洗練された形で現出させる努力(まさに汎適)というのが、まあ必要とされているとは思います。

 
 これ、あったかなぁ...そのほかにも、いくらか印象の違うところが。どこがどう変化したんだろう...変化してましたっけ?あ、いや、変化しているしていないを知ったところで、本筋の分析には影響が無いんですけれど、分家筋のお話には関係しそうなので、出来れば知りたいところ*1。わかるようでしたら教えてください。でも、わかんないならわかんないで、わかんないまんま行きますですよ。
 

蛇足、それよりも「一切経ーーッス!」

 
 nand先生にここら辺を全部教えて頂けたら、とかおねだりするとボコられるんだろうなぁそうだろうなぁやめておこう。それより「一切経ーーッス!」。
 

*1:魚拓があればいいけど、crowさんのページで魚拓を取る、ということが発生する確率は極めて低い筈で、魚拓はまず無いと思う