シロクマの屑籠

はてな村から引っ越してきた精神科医シロクマ(熊代亨)のブログです。

“社会派”非モテの皆さんにお勧めの“ちゆ12歳”記事

 
「少女コミック」のエロ描写まとめ(2004年~2005年) - ちゆ12歳
 
 再読してもやはり興味深い。唯我独尊の少女向けエロ漫画路線を行く、“少女コミック”。目をひくどぎつい言葉。以下の文句は、何と刺激的なんだろうか。

「レンアイ至上主義2本立て!!」
「ライバルを押しのけLOVEも部数もぶっちぎりNo.1!!」
「夏だ! えっちだ! 少コミだ!!」「初えっち大作戦! 新連載も! 別冊ふろくも! よみきりも! ぜんぶ! ぜーんぶ!! 初えっち、大・大特集なのだ!!」
「地球上最高セレブ男子VS校内最高エッチ男子」

 年端もいかない少女達に植え込まれる、恋という名のもと正当化されたバーバリズム。セックス至上主義とも言うべき、空想的なまでの性の賛歌。リスクも難しさも隠蔽され、快楽的かつお手軽に描かれた性交渉のシーン。セレブ、金持ち、イケメンといったアクセサリーに埋め尽くされた、虚飾のエデン…。
 
 自称非モテの人達のなかには、自分達の議論は自分がモテるか否かという個人的葛藤を何とかする為ではなく、社会問題に切り込む事を自認している人達が結構いると思う。そういうタイプの自称非モテな人達にとって、昨今の少女コミックは注目するに値するメディアだと思う。「レンアイ至上主義」の弊害を除外したいと日夜正義の魂を燃やしている社会派非モテの皆さん、まず少女コミックを討つ「べき」ではないでしょうか?より年長の世代よりも、乙女達の未来を憂いてはいかがでしょうか?考えてみると、少女コミックほど「レンアイ至上主義」の発露が社会的害悪に直結しやすいメディアはそうそう無いような気がする。先日の中津川女子中学生殺人事件においても、中学生少女の性に対する奔放さ(というよりも無警戒と無思慮)が議論されたばかりの今こそ、少女コミック批判や少女コミック不買運動をするなんてどうだろうか。20代後半女性の結婚観を馬鹿にして批判して、その社会的問題を論じる以前に、いたいけな少女達をセックスマシーンにしかねない極悪メディア(とその版元の小学館)を徹底的に批判したほうが、社会派の面目躍如といったところでは?我こそはと思う「社会派非モテブロガー」さんは、是非少女コミックを叩いて欲しい。いや、叩く「べき」か。レンアイ至上主義とセックス至上主義に乙女達が汚染されるのを防ぐ為に、是非、最善を尽くしてください。
 
 え?お前がやれって?いや、僕はその、ラブセレブが好きだから、その…(脱兎)。