防衛機制は、白血球のようなものに喩えられるかもしれない。白血球同様、防衛機制は“メンタルや情報の次元で”外部からの侵襲を食い止めている。白血球同様、私達はそれがなければ侵襲に晒されまくって(心的)ホメオスタシスを維持できずに崩れてしまう。
確かに白血球同様、防衛機制もまた働きすぎると自分自身を蝕んでしまう事があり得るし、誤作動してしまった場合も有害な結果をもたらす。だからと言って、白血球も防衛機制も無しで済ませるわけにはいかない。白血球が人体維持に必要不可欠なのと同様、防衛機制もまたメンタルを維持するうえで必要不可欠なメカニズムであると言える。