シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

今時、見た目でゲームを選ぶシューターなんていないでしょ。

 
http://blog.esuteru.com/archives/2618655.html
 
 上記リンク先の記事を読んでいると、なんとも懐かしい、90年代で時計の針が止まったような感覚を覚える。そういえば私も、“硬派なシューター”を自称し「『レイフォース』や『雷電DX』こそがシューティングゲームに相応しい世界観だ」などと言って憚らない時代があったものだ。『出たなツインビー』や『ガンバード』を“軟派なデザイン”と言って退けてしまうような*1
 
 こんなのは、昔話でしかない。シューティングゲームの新作が頻繁にリリースされ、全体的に硬派なシューティングゲームが主流だった時代には、シューターは幾らでも“硬派なシューター”を自称できた。そういう事を言っていても、シューティングゲームは遊び放題・選び放題だったのだから。
 
 ところが、21世紀に入り、アーケードシューティングゲームの年間リリース数が減少するにつれて、シューター達はそんな贅沢は言っていられなくなった。『怒首領蜂』シリーズや『斑鳩』だけを遊んでいては、どうしてもレパートリーが限られてしまう。その一方で、キャラクター風の作品のなかにも『式神の城』シリーズや『エスプガルーダ』シリーズのように面白い作品が出てくれば、それをやらないという選択は無い。
 
 ぶっちゃけ、21世紀のシューティングゲーム愛好家で、やれ絵柄が硬派だ、やれギャルっぽい見た目だ、などとブーたれている人間はほとんどいないのではないか。デザインにかかわらず、リリースされた作品はなんでも触ってみて、シューティングゲームとして優れていたらキチンと遊ぶだけである。そういう気持ちを持たず、やれ硬派だやれ軟派だのと拘っているのは、昔の目線で考えている元シューターか、もともとシューティングゲームをあまりやっていない人なのだろうと推測する。
 
 

ちなみに

 
 個人的には、見た目も世界観も様々なゲームを遊ぶようになって、かえって良かったとも思う。元来の好みからいえば『雷電IV』や『ダライアスバーストAC』こそがベストだけど、今では『虫姫さま』や『むちむちポーク』のデザインも大好きだ。“硬派”などというワケのわからないものに拘っていた頃より、幅広い作風を楽しめるようになったと思うし、見た目に騙されずゲームを評価しようとする習慣・まずはプレイしてみようとする習慣が身に付いたとも思う。
 

*1:しかし実際の『出たなツインビー』や『ガンバード』は、見た目はイージーそうでも、内容的にはまったく容赦の無いものであった。