シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

高校生の就職内定率について耳にすること

 
 2010年度高校生の就職内定実態調査(10月末)のまとめ - ニュース - 日高教
 
 高校生の就職内定率は、今年も良くないらしい。日本高等学校教職員組合によれば、2010年10月の時点での就職内定率は61.5%(男子66.9%、女子52.8%)だという。地域や性別による内定率の格差が固定化し、深刻な状態が改善していない、とリンク先には記されている。
 
 さて、精神科をやっていると色んな人と色んな雑談をすることがあり、とりわけ地域の就職率や景気の話はメンタルヘルスとも関連しそうな領域であり、耳を傾ける機会も多い。で、高校生の就職内定について話を聞くと、学校ごとに聞こえてくる話が全然違っていてびっくりさせられる。
 
 A高校では、内定率はだいたい9割。就職難とは思えない、凄い内定率だ。
 B高校では、内定率はだいたい7割ぐらい。
 いっぽう、C高校では内定率は5割に乗るか乗らないか。
 
 あくまで個人的に収集した話であり、信憑性は定かではない。けれども話を全部あわせば、全国平均とはそれほど違わないような印象は受ける。
 
 こうした違いが、何に由来しているのかは私などには分からない。実業系か否かや、いわゆる高校偏差値とも関連するのかもしれない。高校や学科ごとに内定率が違うのは当たり前といえば当たり前かもしれないが、実際に内定率の違いっぷりを聞くと、場所によってこんなに違うのかと驚かずにはいられず、全国平均という無味乾燥な数字だけでは連想しにくい、諸々のファクターに思いを馳せたくはなる。そして、全国平均というマクロの話/地域や高校といったローカルな話/個別の高校生というミクロな話は、それぞれが関連はしていてもイコールではないということを再認識させられる。
 
 ともあれ、厳しい世の中だな、とは思う。