シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

蛇足

 

マスメディア越しの不安と“分かりやすさ” - シロクマの屑籠
はてなブックマーク - 東浩紀の渦状言論: ニュースウォッチ9
 

 ちょうど今(PM9:30)、NHK総合で、東浩紀さんが不安問題についてコメントしているのをみた。これは割と同意かも。個人的には、「オタクだから」という話よりは、もっと広い範囲の人達の、将来への不安や屈辱感もコミで、ゆっくり考えていかなければならない、と思う。東さんの、
 

東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)

東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)

 に書いてあることを思いだしたながら、色々と考えた。セキュリティだけじゃなく、不安に対しても、都市の人間は(多くの場合はメンタリティ上の)コストを支払って生きていかなければならないし、だからこそ、マスメディアに強迫的にわかりやすい答えを求めずにはいられない。どうしてそうなのか、どうして不安が溢れてしまうのか。東さんなら、これから何を語り出すのだろうか。だとしたら、何を語るのだろうか。
 
 
 
 
 
 …なんにせよ、その際にも「それでも完全には分かり切らない」という留保をもって、それでも精一杯の接近を意識しつつ、という姿勢が望ましいような気がする。容疑者心理の一端に触れることは出来ても、全部を理解しつくすことなど出来はしない。もちろん、一つの理論や視点だけで完全解を導くなんて事もできやしない。全部分かった気になってしまう、というのは後で恐い。