シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

桶狭間という幸運について

 
 
 桶狭間の戦いに勝利した織田信長は確かに幸運だった。しかし信長は、その幸運に気づき手を伸ばすだけの目と手を持っていた。幸運だけでは桶狭間は起こらなかった。幸運が微笑んだ瞬間に、彼女をまなざし手を伸ばす機転と判断が、信長の幸運を正しく幸運たらしめた。
 
 桶狭間の瞬間という幸運が訪れなかったら、確かに信長は破滅していただろう。だがそれと同様に、幸運が舞い込んだ瞬間に気づかなかった信長も、気づいた幸運に即座に手を伸ばさなかった信長も、やはり破滅していただろう。