シロクマの屑籠

p_shirokuma(熊代亨)のブログです。原稿に追われてブログ記事はちょっと少なめです

承認欲求につけ込む行為が随意的でないなら、悪ではない?

 
http://d.hatena.ne.jp/bluede/20070627/1182958417
 
 id:bluedeさんにちょっと質問してみます。相手の承認欲求を利用して、己を利するコミュニケーションを遂行する人達の「タチの悪さ」についてです。
 

相手が自分のそういう弱みを握った上で仕掛けているのだとすれば随分とタチの悪い話ですが・・・

 
 「そういう承認欲求の弱みを把握上で仕掛けている」ことが随意的な人が充分タチが悪いのは、まぁ分かります。では、随意的には必ずしも弱みを把握していないけれども、本能的に、automaticに、コミュニケーション対象の自己承認欲求に「共鳴」している人も同じく性質が悪いのでしょうか。世の中には、随意下で意識しているというよりも、本能や無意識のレベルで「仕掛けているというよりも共鳴反応を起こして」語りかける人がいるように確かに見受けられるんです。コミュニケーション対象の承認欲求に関するセキュリティホールにアプローチする(してしまう)行為は、随意的か非随意的かによってで「悪辣さ」に差異は含まれ得るのでしょうか?私はこの問いを前に立ちつくしてしまいました。bluedeさんならどうお考えになるでしょうか?もし宜しければ、私見をお示しください。