シロクマの屑籠

p_shirokuma(熊代亨)のブログです。原稿に追われてブログ記事はちょっと少なめです

たのしい雷電IV

 
 ようやくむちむちポークをALLし、雷電IVに攻略対象を移行した!低速度高密度の弾幕を回避することにカタルシスの重きが置かれているシューティングゲームが主流のなか、雷電シリーズは全然違った面白さの系統樹のなかで今に生き残っている(かろうじて)。
 
 雷電は初代が出た頃、このゲームは「素人目にもわかりやすい凄さ」「俺SUGEEEEEE!!!!しやすさ」「派手な演出と効果音」で突出していたが、あれから十年一昔。現在の雷電IVは「素人目には全然わかりにくい凄さ」「俺TUEEEEEE!!!!しにくさ」「綺麗だけど地味な演出」「萌えない」などなど、ご先祖様が出た頃とは消費ポジションが正反対になったゲームとして顕れる。だけど大量弾幕に食傷気味のお友達や、臆面もなく女の子キャラをぶちまけたゲームに尻込みしているお友達にはうってつけと言えるだろう。ニッチを的確に突いてきているとは思う。もし、まだサラリーマン層がシューティングゲームをやる余地が残っているゲーセンなら、そこそこのインカムがあがるかもしれない。
 

システム周り

 雷電3と比べても、かなり変更点が多い。
 
1Pと2Pで移動能力が異なっている。これは喜ぶべきかどうか。2P側のほうが横移動が早い。多分だけど早い。違和感がある。だが長年シューターやってる人は1P側ばかり使っているので、雷電DXへの懐古は分かるにせよ、結局1P側でやっちゃいそう。
 
・プラズマレーザー復活。雷電2、DXで「サラリーマンレーザー」とも呼ばれたプラズマレーザーが帰ってきた!雷電DXのプラズマレーザーはかなり弱かったが今回のプラズマレーザーは雷電2のソレに近く、攻撃力は低くない。ただし例によって敵弾が視にくいので、道中でプラズマレーザーを多用するのは視力検査的だ。昔みたく処理落ちしてくれるなら使いどころがあるけれど…。プロトンはいまいち使い方が分からないので留保。
 
・アイテムとりやすくなった。アイテムの色変わりがメータ付きになったお陰で間違ってとりづらくなり、ショットをやめるとメータ固定のうえでアイテムを引き寄せられるようになった(これは、後日雷電DXをやる時の大きな妨げになるだろう)。ただし、死亡後のアイテム取得を狙うのはやっぱり大変。一応、ぐるぐる廻るアイテムの末尾の色を目安に引っ張ればとれなくもないが、サブウェポンとメインウェポンを両揃いにゲットするのはかなり難しい。
 
・体感上、バルカンの弱体化が目立つ。でもザコ戦闘機対策としてバルカンはやはり優れている。でもサブウェポンのホーミングがかなり強くなったので、ホーミングが最強状態なら青レーザーなどで道中を進んでも結構進めるようにはなった。
 
・ミサイルの差別化に成功している。3ではレーダーミサイル一択だったが、今回は使いどころが別れている。ニュークリアが大幅強化で存在感たっぷり。中型機を一瞬で黙らせるほか、ボス戦でもサブウェポン溜めで凄い威力だ。ホーミングも速度・連射能力が向上して非常に頼りになる。ザコ戦闘機を頑張って追い払ってくれる。レーダーミサイルは一見中途半端にみえて、「道中の中型機を適当にやってるだけで駆逐してくれる」とか「ボスの砲台を狙い撃ちしてくれる」など生き筋はあるかもしれない。少なくとも、取った→死んだというアイテムではなさそう。
 
・音楽のなかに、昔の雷電DXからのアレンジが混じっている。3面とか。もう泣ける。身体に染みついている音楽だ。若い人に違和感を与えない形で古い人が涙するような仕掛けを埋め込むのはお上手ですね。
 

でも難しい。

・初日の戦果は四面ボスまで。正直、四面ボスまでボム無しでいけるパターンにはなったと思う。でも道中でバタバタ死んで繋がらない。2ボスとか3ボスとか、もうパターンパターンなのに、ブルって死んじまう。やりこみが無いから仕方ないにせよ、精度悪いな、俺。歳のせいにしたくなるが、ここは腕のせいにしておこう。
 
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雷電IV一周クリア - シロクマの屑籠