うちのウェブサイトは「汎用適応技術研究」なので、適応という言葉の意味には結構気をつかう。goo辞書によれば、
てきおう 0 【適応】
(名)スル
(1)ある状況に合うこと。また、環境に合うように行動のし方や考え方を変えること。
「状況に―する」
(2)〔生〕 生存のために環境に応じて生物体の生理的・形態的な特質が変化すること。
となり、英語ではadjust.
ところが、どうも世の中には「適用」の代わりに「適応」を誤用している人を結構みかける。例えば「“マーフィーの法則”を適応して」とかでいった具合である。「○○の法則を〜」という言い回しに使うのは「適応」じゃなくて「適用」!同じくgoo辞書によれば、
てきよう 0 【適用】
(名)スル
法律・規則・原理などをあてはめて用いること。
「災害救助法を―する」
となり、英語ではapply.
ネット上では、「適応」と「適用」が使い分けされないままに使われていることが多く、しかも誤用の殆どは「適用、と書くべきところを適応、と書く」だったりする(逆はあまりみかけない)。どうかもうちょっと使い分けてやってください。