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シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

三十路オタクの人生点検(要約)

本家アブストラクト

 
三十路オタクの人生点検(汎適所属)
 
 孔子は「三十にして立つ、四十にして惑わず」と言った。そして今、オタク界隈には三十路に差し掛かる手前の男性や三十路を超えてしまった男性がいよいよ増えつつある。コンテンツ生産度などはともかくとして、オタク市場を人口的に支える層が団塊ジュニア〜もうちょっと下ぐらいの層によって占められている以上、そして彼らの少なからぬ割合がオタク趣味界隈を出ることが無い以上、今後暫くは三十路を踏み越えるオタクが増加するのは不可避と考えられる。
 
 このテキストでは、こうした加齢によるオタクライフの変化について、とりわけ社会的な意味合いで三十路を超えた頃に問題になりやすそうないくつかの変化についてまとめてみたものである。三十路を超えることで変化するのは頭髪や脳の可塑性だけではない。あなたは生物学的だけでなく、社会的にも加齢していく存在である。
 
 1.仕事面での変化
 加齢に伴うステータスの上昇や、部下を使う技能の習得。偉い人と会わなければならない機会も増加する可能性が高い。この結果、コミュニケーションやマネジメントに関するスキルを要請される可能性が高い(一部の極端に例外的な職種を除き)。
 
 2.男女交際・結婚面での変化
 金銭面では大学生よりもゆとりが出るかもしれず、とりわけ結婚という面では過度のルックス主義から脱却した女性が増加する可能性は期待できる。一方で、三十代の男性としてあれやこれやと求められる部分は増加すると予想される。少なくとも十代前半の男子のような振る舞いが許容される範囲というのは狭いだろうし、そういった「歳相応」に関する要請は加齢とともに大きくなりがちである。
 
 3.家族関係の変化
 自分だけが歳をとっていくのなら案外気楽なものかもしれないが、両親や親族も歳をとっていく点にも留意しなければならない。稼ぎ頭が自分に移行していくという事実・両親が身体面で弱っていくという事実、など、自分以外の人達も加齢から免れず、それにに伴って家族内の人間関係が今までとは異なるあり方・異なるコンテキストへと変化していく。人そのものだけでなく、人と人との関係も、加齢によって変化していくし、それに追随せざるを得なくなってくる。
 
 

 例えば上記のような幾つかの変化が、三十路を過ぎたオタク達には重くのしかかってくるだろう。どれほどアニメを愛していようとも、またどれほど延長に延長を重ねたモラトリアムを過ごそうとも、時の流れに逆らうことは出来ない。繰り返すが、あなたは生物学的だけでなく、社会的にも加齢していく存在である。歳をとるのはあなたの身体だけではないのだ。仕事で人の上に立つのか立たないのか/結婚するのかしないのか/家族との関係がどうなっていくのか/などいった諸問題において、時間と娑婆はあなたを待ってはくれない。どう振舞うのであっても、加齢による影響を注意深く見極めておくにこしたことは無いだろう。もし、こうした変化を軽視しすぎて放っておいた場合、あなたのライフスタイルと周りの人間関係とのコンフリクトが生じて、あなたの生活が至極窮屈なものになってしまうかもしれない。だとしたらどうすれば良いのか?三十代以降のオタクライフに関する今後の議論に期待したい。
 
 ※詳しくは、本家のテキストをご覧下さい