それ以外に出た話題(で尚かつシロクマが興味を持った話題)を、幾つか列挙してみます。
ソーシャルネットワークサービス(SNS)関連
- SNSを選ぶと何が違うか?
→ユーザーの層が個別のSNSによって違う、という指摘があった。GREEならGREE独特の感じがある。Yahoo!daysにはYahoo!ブログと地続きの感じがある。例:Yahoo!daysのほうで、「mixiに疲れました」「新しい自分を発見する為に」というコメントをしばしばみられる、等。mixi疲れでくたびれた人の避難場として、新規のSNSが受け皿になっている部分もあるのではないか。あと、mixiでオタな話が出来ない場合などには余所でやらざるを得ない、みたいな。
- mixiには女の子が参入してくるけど、blogには女の子が参入しないのではないか問題。
→closeかopenか?女の子はopenよりもcloseでは?(ただし、最初closeであればまぁ大丈夫で途中から漸次openになっていく分にはok)
→個人的には、それ以外にも理由があるような希ガス。きんもーっ☆みたいな例もあるし、案外と女性がやっているblogというものもあるんじゃないかな、と。ただし、はてなダイアラー達と彼女達の距離が滅茶苦茶遠いものだということは認めておいたほうが良さそうだけど。
ブログ普及と社会事件
- 被害者・加害者として社会事件にmixiやblogが登場する頻度が増えてきた。
- 2001年頃には想像だにしなかった新文化圏の人達をblog上でみかけるようになって、世界は広いと感じるようになった件について。
→たった五年でこんなに広がったんだから、さらに五年先には…凄いことになっているんじゃないか。携帯文化圏という、理解の範疇を超えた人達との邂逅(彼ら彼女らとは、みえている世界がそもそも違うのではという話も。ついでに、年齢によって端末が違う、という話も)。
- 世代による情報端末の違い。
→小学生まではまだ親のPCを使っている(ただし田舎ではより低年齢から携帯文化圏に?)
→中学生あたりから携帯文化圏に。
→そして、blog文化圏の世代。
- 田舎の人にとっての情報端末
居候しながらかなり安い収入しか入らない地方在住の若い女性などにとって、PCは高価すぎる。それよか必須アイテムの携帯を使い込むっていう事になっているんじゃないか?という話をしている人がいた。色々な理由からPCには手が届かないという人達が、携帯電話のヘビーユーザーになっていってるのではないか?と。
社長さんのブログ
社長ブログの立ち上げが相次いだ→だけどどれもこれもダメになるか、社員が更新になっちゃったという話。「まぁ、自己顕示欲の強い社長さんに良い玩具が出来ましたね」
ロングテールのお話。
- ロングテールが出てきたからといって、少なくとも送り手は別に幸せにならないし、小さな書店も儲からない。でっかいメガストアだけが儲かる。巨大な倉庫が無いと終了。
- でも、受け手側としては、「とりあえずマイナーでも生きていてもいいよ」「マイナーな趣味でもなんとかかんとかやっていける」という側面はあるかもしれない。
→とりわけ都会の大書店にアクセス出来ない田舎者が、わけわからん本を注文できる仕組みはとてもありがたい。
- 送り手側にもロングテールのメリットはあるかもしれない。例えば、ロングテールの尻尾からメインストリームに上がっていく(元マイナー)コンテンツが発掘されるチャンスは、あるんじゃないか。本屋さんに置いて貰うというのはとても難しい(五千部以上刷らないと、全国にばらまけない。でもAmazonは少ない数でも置いて貰える)。
- IT技術によってコストを低く持っていけた、と主張したがる人もあるかもしれないが、単にでかい倉庫をどこかにまとめて建てられてコストを下げただけじゃんとか、倉庫番している人の給料を低くしてるだけじゃんとか、そういうツッコミも入った。HDDに無限に溜められる&無限に複製・配布出来るコンテンツなら分からなくもないが、本とかでは実際はそうもいかんのじゃないか?という意見も。IT技術による素晴らしいお話の、机上のレベルと現実のレベルの乖離。でも、その乖離をシカトしてウッハウハな人もいるかな?かな?というお話。
Oh!MyNews創刊に関して
- 鳥越さんだけがマジで、他は皆ネットプロレスでは?という意見。佐々木さんはマジ風にみせかけたプロレスごっこをやっているのでは?
- 地味で面白い記事は、ある。あるけれど、そういう記事は盛り上がってない。
- でもそれってライブドアニュースとかも同じでは?地味なニュースのほうが面白いんじゃないの?
- 市民ジャーナリズムは現地報道出来たりするのが大きなメリットなんだろうけど…。災害でも発生しない限り、ねぇ…とか何とかかんとか。
死ね死ね詐欺炎上の順序について。
あの話は2ch上では最初、サッカー板と既女板で盛り上がった。それが、→2chまとめサイト→Jcast経由→ニュー速へ。もしJcastを経由せず、2chまとめサイトやネットwatch板だけではローカルで済んでしまうところだったかもしれないが、その手のニュースサイトを経由した場合には大きく派手に燃え上がる。やわらか戦車に関しても、それなりのメディアに引っかかってからボカーンと行ったのでは?と。
2chの、主婦の井戸端会議化
「あの人、○○やっているんじゃないかしら?」という主婦の井戸端会議的な憶測合戦が2chのなかで色々あるのでは?背景に何か“あるようにみえる”と陰謀視しちゃう傾向。
Flickerなどの写真共有サービスについて
写真だけ共有するんじゃ、プロ撮影家の人以外にはあまり関係ないかも、という話について。
- Flashとかが絡まないと面白みが無いんじゃいかとか、気軽にコラージュ出来るサービスじゃないとダメなんじゃないか、という話があった。
- でも、それって優れてオタク的な感性ではないか。ペットの写真をアップロードして満足している層とか、猫の画像をみている人には遠いんじゃないか?
- …と、思ったら、ライブドアクリップの画像をkanoseさんがリアルタイムでみせてくれた。なんか、飲み会の写真やら台湾旅行の写真やら、とんでもないものが次々と!なんだ、結構みんな無防備に使ってるじゃん!
→家族写真・ペット写真系の人がフォトストレージ系のサービスを選択することは多そう。少なくとも、故意に写真共有サービスを選ぶという事は無いかもしれない。でも、偶々pyaを選択しちゃったって人はいるだろうし、規約やら何やらすっ飛ばして使っている人は…(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
(id:zoniaさん、間違い修正ありがとうございます)
クソゲーの話
- すぐに名クソゲー化するコンテンツと、時間をかけて名クソゲー化する作品。昔の名クソゲーは、事後的に発見されたのではないか。でも最近は名クソゲー化がリアルタイム化してきているかもしれない。例:MUSASHIやキャベツはすぐに「迷コンテンツ化」して素早く話題になった。例:マインドシーカーやたけしの挑戦状などは、時間をかけて名クソゲーになってきた。
- アニメやゲーム以外に、名クソゲーに相当するような話題になるコンテンツが出る分野はあるの?
→アニメ・ゲーム以外のジャンルの名クソゲー的作品として紹介されたのは、『シベリア超特急』『リアル鬼ごっこ』では?という話が出た。
→ダ・ヴィンチに特集されない『リアル鬼ごっこ』に関しては、でも十代〜二十代後半女性あたりが、意外とネタじゃなくてベタとして楽しんでいるんでは?という指摘も。“そういう世代・そういう文化圏”がいるんじゃないかという話が出た。異なる文化圏に住んでいると「誰があれを読んでいるのか?」的な作品なんだけど、ある種の女性達のニーズには乗っかってるんじゃ、と。でも、『リアル鬼ごっこ』タイプの作品を誰が誰に対してどうマーケティングするのか、というのはなかなか容易ではなかろう、とも。事後的な分析は簡単かもしれないが、事前に狙って当てるのは大変だろう、とも。
※二次会以降の個人的感想は、また後で。長すぎ!