シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

まずは一杯のブラッドオレンジジュースなど、如何でしょうか。

 
2006-10-19 - みやきち日記
 
 こんにちは、id:miyakichiさんはじめまして。はてなカラス三級、ネットイナゴ四級のシロクマと申します。食いつきやすい餌を、いつもありがとうございます。禿鷹根性丸出しの、そのほかのはてなブックマーカー達共々、おいしく頂いております。2006-10-16 - みやきち日記も、2006-10-18 - みやきち日記も、「大変な反響」だったと思います。今回のエントリも、きっと浅ましいはてなブックマーカーどもをさぞ喜ばせることでしょう。
 

「物語」に適合しない事実から目をそらし続けるとか、「物語」を脅かしそうな単語やフレーズに文脈無視で反応して他者を攻撃するとかいうところまで来たら、その人は相当不健康な「物語依存」状態に陥っているんじゃないでしょうか。それはまるで、アルコール依存症患者がプルプルと震える手でワンカップ大関をあおりながら「酒さえ飲めば仕事に行けてるんだから自分はアル中じゃない」と症状を否認したり、テレビを見ながら談笑する家族に突然逆上して「お前らは今、オレを/ワタシを笑いものにしたなー!?」と包丁を振り回して暴れるようなものだとあたしは思っています。そこまで行ってしまったら、もう誰かの血が流れるだけで、その「物語」はもはや誰も幸せにはしてくれません。
 
まとめると、「誰でも(つまり、アナタもワタシも)不健康な物語依存に陥らないよう、せめて『物語』の意識化や相対化ぐらいはしてみた方がいいんじゃないか」というのが、上記3エントリに共通するテーマです。


 いやぁ、刺激的ですね。つまり、id:miyakichiさんは、上記3エントリに共通するような、相対化という『物語』に酔っていらっしゃるのですね!前々回あたりから薄々感じてはいたんですが、流石にこれは、指摘せずにはいられなくなってきました。なるほど、確かに物語の意識化やら相対化やらに注意を喚起してみるのも結構です。ですが、意識化やら相対化やらに酔って暴れるのはいただけません。率直に申しまして、私には、
 

「お前らは今、オレを/ワタシを笑いものにしたなー!?」と相対化・メタ化を振り回して暴れるようなものだとあたしは思っています。

 という風にmiyakichiさんがみえるわけです。多分、似たような視点でみている閲覧者は少なくないでしょう。当該エントリに書いてある内容は、私には、あなたの自分語りのようにしかみえないし、とどのつまり、自分自身の性向をはてなカラスをはじめとする意地汚い他者に投影しているようにしかみえない。むろんmiyakichiさんは主観的には、視聴者の内にある陶酔を捉えたんだと仰るに違いありません。だけども私の目には、『物語』とやらに誰よりも酔ってらっしゃるのはmiyakichiさん当人にみえてならないわけなんですよ。
 
 相対化の『物語』、メタ化の『物語』にここまで拘泥している人自身が、『物語』への拘泥に関するリスクを指摘する矛盾。これがまだ、「自分自身も『物語』に首ったけなんだけどね!ハハハ!」ってな感じで自己言及したり笑いを入れるような一呼吸があったなら、あなたのエントリはid:fromdusktildawnさんの如き秀逸なネタに昇華できたかもしれないし、(私をはじめする)防衛機制・自意識過剰に敏感なカラス共を喜ばせることも無かったんじゃないかと思います。ですが、あなたは終始必死に持論を展開した。その必死さというのは、つまり、相対化とは程遠い『物語』への拘りを示唆する所見じゃないですか。この一連のコンテキストのなかで、いちばん何らかの『物語(この場合の物語とは、リンク先でmiyakichiさんが定義づけているところの物語)』に依存しているのはmiyakichiさんですよ。相対化の物語に酔っているあなたですよ。ああ、必死という言葉がまずいようでしたら、真面目、という言葉に変換してくださっても構いませんけどね。
 
 差し出がましくも私見を述べるならば、これ以上、一連の文脈を続投するのはやめたほうがいいんじゃないかと私は思います。確かに沢山ブックマークされるしトラックバックもされるかもしれません。ですが、ここまで強固に自分自身のことを防衛して他人に自分の姿を投げかけちゃって安心しておられる様子から察するに、これ以上自意識負荷をかけられるとあなたの自意識が決壊しかねません。灯台下暗しでみえなくなっているかもしれませんが、多分周りのみんなはわかっているんです。当初、はてなカラスの一匹として末永くブクマコメントを撒き散らし、底意地の悪い爽快感でも味わってやろうと思っていましたが、もう、一個前のエントリぐらいから、その必死さがまるで自分自身の姿をみているようでいてもたってもいられず、敢えて諫言申し上げてしまった次第です。
 
 この一連の、防衛と自意識にまつわる物語を、はてなブックマーカーという名の禿鷹&カラスは見逃しませんでした。これからも暫くの間、ブックマーカーどもはあなたの必死さやら自意識やらを検出しようと、陰険な巡回を繰り返すに違いありません。斯くなるうえは、ほとぼり冷ましついでに一週間ほどシチリアあたりに旅行に出られた後、ゲームや読書に関する、(本来の)落ち着いたエントリ群をまた復活させてみてはいかがでしょうか?あなたの自意識のためにも、ろくでなしの私達はてなカラスを退散させるにも、それが適当ではないかと愚考する次第です。まずは一杯のブラッドオレンジジュースなど、如何でしょうか。