シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

はてな六道輪廻

 
 執着にまみれた、はてな娑婆世界へようこそ!
 
 はてな界隈に住まう者の精神世界は、儚く移ろいやすい泡のようなもので、一所に留まることがありません。あなたや私が住んでいるこの狭い界隈は、アフェリエイトや名声、自意識、優越感への執着や怨念に充ち満ちており、そうした有象無象によって刻一刻と姿を異にしていきます。
 
 今日は、はてな亡者達が抜け出ることなく輪廻を繰り返す、このはてな娑婆世界の人々の有様について、「六道輪廻」のパロディ風に描写を試みてみます。はてな市民は誰しも、「天・人・修羅・畜生・餓鬼・地獄」という六つの狭間を飽きることなく行ったり来たりし続けるのでしょう。
 
 
【はてな天道】
 最も高い位置にあるとされ、苦しみの無い世界と言われている天界。だが、この境地に達する者はそう多くは無い。また、天道に安らうとて、蓮華の葉の下は汚泥の世界である事を忘れてはならない。この天道に暮らしていたのに、油断したエントリを書いたばっかりに蓮の葉から転げ落ち、はてな地獄やはてな畜生道に堕ちた者も少なくない。また、栄華をきわめるアルファブロガー達でさえ、才能枯渇や衰退からは逃れがたく、遂には「五衰の相」が現れるのだ。
 
 「五衰の相」
1.被ブックマークが減り
2.エントリがワンパターンになり
3.わきの下に汗が流れ
4.アクセス数に眼がくらみ、
5.歓楽の場所であった自サイトをも楽しまなくなる。
 
 この五衰の相が現れると、他のブロガーやニュースサイトは、そのブロガーを雑草のように見捨てて遠ざかってしまうといわれている。
 
 さらに、はてな天道は、 はてな欲界、はてな色界、はてな無色界の三つに分類される。
 
 はてな無色界:自意識もアフェリエイトも超越して、ただにのみ住む世界、仙人の境地に至った世界。これ以上無い状態とされるが、娑婆の風に吹かれながらこの境地に永住出来る者など、みたことがない。
 
 はてな色界:自意識の渇望やネゲットの欲望こそ超越したものの、アフェリエイトには未だ執着している状態。某2chまとめ系サイトを思いだしていただきたい。アフェリエイトに執着した因果が巡って、遂に地獄の亡者達によって引きずりおろされてしまった事件は記憶に新しい。
 
 はてな欲界:自意識の渇望も、異性への願望も、アフェリエイトの収入にも満足している境地。執着を捨てたわけではない点に注意!アクセス数が多く、皆にブックマークされ、女性読者も掴み、アフェリエイトも十分な境地に達したブロガーは、この欲界で歓楽の日々を過ごしている。だが、欲界そのものは天道だけでなく、五道をも含んでいる。今、満たされきっているアルファブロガーも、坂を転げ落ちればいつでも地獄に堕ちてしまうのだ!
 

【はてな人道】
 喜怒哀楽にまみれた多くのブロガーが漂う境地。時に喜び、時に怒りに囚われるブロガー達の一喜一憂は、果てがない。ブログを閉鎖するその日まで、書くこと・コミュニケーションをとることによる労苦がいつまでもつきまとう。ただし、喜びや安楽の瞬間が無いわけではないし、永い労苦の積み重ねに知識やアフェリエイトや自意識を積み立てて遂に天道に至る可能性も、あるかもしれない。とはいえ、過度の執着や悪しき因果が災いして、修羅道から下に堕ちる者も決して少なく無い。全てが移ろい易い不安定な精神世界に、はてな市民達は住んでいる。
 
【はてな修羅道】
 いつまでも続く誹謗中傷と優越感ゲーム。戦って自意識を勝ち取る事に魂を奪われた者達が、はてな天界に住むアルファブロガーに対して終わりなき戦いを繰り広げている。“加野瀬天”に火矢を放ち続ける何某氏や、女性全般を敵視して独り相撲に明け暮れる何某氏、などなどが有名。修羅の炎を噴き上げすぎて黒こげになり、地獄に堕ちる修羅もときに見受けられる。修羅達の住処は様々だが、2chを本拠とする修羅も多い。儚い自意識を賭けて、彼らは決して終わることの無い罵倒と抗争を続けるのだろう。
 
 自分を非難しているわけでもないエントリを見ては「クリリンのことかーっ!」と怒りに震え、戦いにメンタルをすり減らし、まだ若いのに無駄に時間を蕩尽する修羅達。修羅界では「勝利宣言」や「ルサンチマンの発露」も珍しくない。この修羅界には、建設的な議論は欠片もみられない。俺が勝つか、お前が勝つか、ただそれだけのつまらない世界である。
 
【はてな畜生道】
 動物化したブロガー達の住まう世界。本能の赴くまま記事を書き、本能の赴くままブックマークする畜生達の飽くなき消費が続く。「あたまのよいブロガー」や「ネタ製造器」などのなすがままに動員されて右往左往を続けるような、救いの少ない人達の世界である。「自分で考えている」というよりも「偉い人が考えたとおりに考える」彼らは、荷車を曳く牛馬の如く、刺激に反応しては引用ばかりの記事を垂れ流す。なかには、スパムメールに騙されたり、捏造記事に気勢をあげたりして、馬鹿をみる者もいるようだ。
 
 それだけならまだマシなほうで。
 考えないで本能だけで動くブロガー達は、より賢く強い立場の者達によっていつ餌食にされるかわかったものではない。弱肉強食は、はてなやblogの世界にも通じる理。筆を滑らせた畜生ブロガーには、ネタに飢えた畜生達が殺到するのが定めである(そして畜生達は明日は我が身とも知らず、迂闊な同類を貪り喰うのだ!)。2chでネットウォッチされる者、はてなカラスに啄ばまれて[これはひどい]の烙印をつけられる者、ネットイナゴの来襲で骨すら残さず消えていく者etc…。畜生として生き、畜生として啄ばまれて消えていくブロガーや、卵の状態で貪り食われるブロガーが少なくない。隙をみせた畜生ブロガーの最期は、端的に言って惨めだが、明日は我が身と戒めたほうが良いだろう。
 

【はてな餓鬼道】
  はてな界隈やblog界隈にも、ご多分に漏れず沢山の餓鬼が住み着いている。餓鬼は常にアクセス数・自意識・アフェリエイトなどの欲に囚われ、飢えている。だが、肥大化する一方の飢えと等身大の彼自身のあいだには巨大なギャップが横たわっているため、「もっと欲しい、だけど満たされない」という苦しみは未来永劫終わることがない。勿論、彼らは自分自身の欲望以外には何もみえなくなっているため、「どうして満たされないのか」や「欲望の肥大化をどうにかすればいいじゃないか」という洞察に達することもない。そんな彼らにも「注目の記事」「人気の記事」といった施餓鬼がほどこされる事はあるものの、それらの施しを食らい付くしたとて益々欲求を膨らますのが、はてな餓鬼道の常のようだ。ふくらみ続ける執着に、現実がついていかない人達は、この餓鬼道に堕ちるだろう。
 
【はてな地獄】
 自己中心的な振る舞いや愚行を積み重ねた宿業の人達が最期にたどり着く、“はてな地獄”。はてな娑婆世界の最下層に位置するとはいえ、天道・人道に住まう者も行い次第では真っ逆さまに落ちかねない。はてな地獄に堕ちる者には、堕ちるだけの因果なり業なりがあるからこそ堕ちるわけだが、一般に、はてな地獄に堕ちる当人にはそうした因業をまなざす智慧は欠落しているとされている(ネット無明)。
 
 はてな地獄にはアルファブロガーが化身した閻魔や、「喪卑癇族(もひかんぞく)」を名乗る獄卒達が住んでおり、これまで行ってきた愚行や文脈に相応しい報いを与えるという。空には亡者を喰らうはてなカラスが飛び回り、地上をネットイナゴ達が群れを成して這い回るというこの地獄に堕ちた者は、因業に相応の責め苦に悶え続ける。だが、激しい執着を手放すことの出来ないネット亡者達は、よせばいいのに執着手段としてのネットから解脱することも叶わず、いつまでもいつまでもはてな地獄で藻掻き苦しむのだ。ああ、恐ろしい恐ろしい。
 
 [はてな八大地獄]:はてな地獄巡り(八大地獄) - シロクマの屑籠
 

【このパロディを終えて】
 はてな界隈で執着に囚われている私達は、この六道に擬えられる精神世界を行ったり来たりし続けるのです。願わくは、あまり悲惨な精神世界に長居したくないところですが、それはあなたのカルマなり因業なりによって決せられるところが大きいのかもしれません。はてな天道に留まり続ける事はとても困難というか、たぶん不可能でしょう*1。一方、執着を肥大化させ過ぎて愚かな振る舞いを繰り返した者には、速やかに(修羅、畜生、餓鬼、地獄)が用意されることでしょう。「特定の誰かだけは地獄に行かない」ではなく、然るべき因業が重なればいつでも餓鬼や地獄に堕ちかねないのがはてな娑婆世界というものです*2。ほら、地獄の亡者やネットイナゴ達の声が聞こえるでしょう?天道で栄華を誇るアルファブロガーや巨大ウェブサイトも、無常の風の前の塵に同じ。地獄の亡者を(こっそり)嗤うのがはてな作法とはいえ、明日は我が身と心得、行いを律していくのが適当でしょう。
 

【このパロディの参考にさせて頂いたサイト】楽天が運営するポータルサイト : 【インフォシーク】Infoseek
【勿論wiwkipedidaも参考にしました】六道 - Wikipedia
【環石館さんの、ネット六道輪廻】http://cyclolith.moe-nifty.com/misc/2006/08/post_d841.html
【時をこえて、はてな六道輪廻が漫画で説かれている!】はてな村奇譚83 - orangestarの雑記
 
 ★この機会に、是非、本家本元の仏教のほうの六道輪廻についてもご覧頂けたらと思います。★
 ★このテキストはあくまでパロディであり、仏教における六道輪廻の概念とは必ずしも合致しない部分があります。また、私は全く勉強が足りない身です。そこを差し引いてお読みください★
 

*1:ただし、素早く天道や人道に回帰する人は、いるかもしれませんが

*2:多分、現実世界もそうなんでしょう