シロクマの屑籠

p_shirokuma(熊代亨)のブログです。原稿に追われてブログ記事はちょっと少なめです

百円入魂:ダラダラ作業してるだけでクリアできるほど、シューティングは甘くないだろ!

 
 はてなにうつつをぬかし、わかったようなわからないような御本を読んでほろ酔い気分になったりしているうちに、シューティングゲームがすっかり疎かになってしまった。今日は錆び落としのためにゲーセンに籠もり、式神の城3をアタックする。らくちん4キャラを潰した後、ほったらかしになっていた式神の城3。5-1で止まっていた金さん弐式を再起動させてみるも、3-1あたりで終わってしまう事が多い。何かが足りない。全てが足りない。一発だけ飛んできた弾にあたる。不注意にもほどがある。エスプガルーダ2も、信じられないことに2面ゲームオーバー。これはもう、腕が堕ちている以前の問題か。
 
 一時間ほど、屑プレイを繰り返してようやく気付いた。
そうか、俺は「やられたらまたやればいい」「数やればいつか何とかなるよ」なんて考えているから駄目なのか。これはひどいしくじりだ。FF12やラグナロクオンラインとは違うんだ。プレイ時間が延びればそれで何とかなるなんて考えている奴は、シューティングに勝てるはずが無い。そんな、間延びした、学習しない、気の抜けたソーダのようなプレイで何が出来るというのか?シロクマ君、お前は何のために自宅から30分のゲーセンまで来て100円玉を投入しているんだ?ゲーセンに寄付する為ではないだろう?気合いだ。学習だ。百円入魂だ。上手い下手はともかくとして、お前はゲーセンでプレイする時、すべての時間すべてのクレジットを最大限に生かすべきだ。そうでなけば、速やかなるクリアラーとしても、低劣なるスコアラーとしても、さらには一人のシューティングを愛する者としても失格だ。気合いも入れず学習もしないその1プレイは、一体何だ?ただの無駄ではないか!そんなプレイからは何のフィードバックも得られない。シューティングゲームを楽しみ、上手くなり、クリアしたいと思っているのならば、プレイの一つ一つを丹誠込めて味わなければたぶん何も得られない(また、捨てゲーなら捨てゲーとして最大限の時間・金銭・エネルギー的効率を考えなさい)。それが厭だというならシロクマ君、おまえはだらだら時間さえ重ねていれば強くなるような家庭用ゲームに引っ込んでいなさい。
 
 「だらだらやるぐらいなら帰れ!」
 
 プレイが変わった。頭がコンシューマモードからアーケードモードに切り替わった。突然5-1に上陸しはじめた。すぐに5-2に到達した。4-2までの安全性が、点効率が、精神エネルギー効率が、猛烈に上昇していく。1プレイごとに書き換わるパターン。結局ラスボス最終形態を仕留めきれなかったものの、道中の安定性は大幅に向上した。これだ、これでなくては。シューティングゲームは、やっぱり数やればいいというものじゃない。学習しようという姿勢や一つ一つのプレイを大切にしようという姿勢の有無は、上達速度を決定的に変えるんだな。愚かだった!ちょっとコンシューマとはてなに浸かっている間に、俺はこんな基本的なことも忘れてしまったのか。今後の個人ストラテジー上、シューティングが先細りなのはわかるにしても、だったら尚更百円入魂だ。根性無き者は去れ。最小のプレイ回数で最大の成果を探求することこそが、(スコアラーであれクリアラーであれ)己の努めだということを、ゆめゆめ忘れるでないぞ。