シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

格差を意識すればするほど、オタク趣味もサブカルっぽくなっていくの?

 
2006-03-15 - matakimika@d.hatena
 
 ああ、また君か。いつもと変わらず、面白いことばかり紹介してくださる。この方は雲の上でキーボードを打たず、ジャガイモ畑の上に足を置いてキーボードを打っているように見えてうらやましくも思える。そのジャガイモ畑が実は水耕栽培だった、というオチがあったらどうにもならないけど、多分そうではないと思う。
 
 なんとなくだけど、彼我の文化格差をメタ視点っぽく意識しはじめればし始めるほど、オタク趣味もサブカル趣味っぽい消費形式に似てくるのかな?と思った。どうしてもサブカルチャーにはメタ視点と(おそらくは思春期心性の絡んだ)優越ゲーム・差異化ゲームが付きまとっていて、それでエンジンが回転しているという印象があるんだけれど、こういう優越ゲーム・差異化ゲームをオタク界隈濃厚にやらかせば、「サブカルチャーとしてオタク趣味とお付き合いできる・ライバル達に差をつけられる」のかなと。しかしまぁ、サブカルチャーは優越ゲームで成立しているなんてとんでもない物言いなのかな。だけど20代後半ぐらいからサブカルチャー全般について知ったり読んだりし始めるほど、「こりゃ田舎のオタク界隈よりも随分はっきりと格差を意識したシミュレーションゲームだなぁ」という思いは強くなったものである。この思い(多分、先入観ってやつだろう)は、今でも消えずに残っている。格差や差異化のない所に、サブカルチャーは開花しないっぽい。いや、サブじゃないカルチャーも開花しないっぽいんじゃないか??

 これらが私の偏見なのか、それとも正鵠を得ているのかはわからない。ただどちらにしても、こういう発想が私のなかで生まれてきたという現象は、私がサブカルチャーをよく知らずに門前でおろおろするしかないことによる(つまりその次元における文化格差による)劣等感が関与して惹起されたものだとは推定できそうである。やれやれだね、シロクマ君。