ひとつ上のテキストで、私は敢えて抗不安薬ではなく抗不安サプリメントと書みた。
即ち、
・どこにでも出回っていて、
・処方箋無しで入手でき、
・病気じゃない人も好んで購入し、
・健康食品として消費する
というニュアンスを込めたかったが為に。「ゲーム脳」に限らず、この手の抗不安サプリメントは、精神に破綻を来たした状態の人というよりは、ごく普通の人に愛飲されているし、愛飲しているからといって病気だということにはならない。個人の健康衛生増進という点に関する限りは、寒風摩擦やレクリエーションとそれほど違うものではない。た・だ・し。その抗不安サプリメントの科学的妥当性・客観的妥当性が乏しければ乏しいほど、さらにのめり込みと思い込みがひどければひどいほど、後々副作用に苦しむリスクが増大するのは言うまでも無い。もぐら叩きゲームになるとわかっていても、やっぱり森博士のような「サプリ売り」は積極的に駆逐しなければならないよなぁ。
