シロクマの屑籠

はてなダイアリーから引っ越してきた、はてな村の精神科医のブログです。

コミュニケーション

人にたくさん好かれたいなら、人をたくさん好きになったほうがいい

人を好きになる、技術。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。 「人を好きになる技術。」 “技術”という言葉をあてがって良いのかわからないけど、大切なことが書いているように思った。 幸福を追いかけるにあたって、他人に認められたがる・好かれたがること…

ネットコミュニケーションが変わっても、「私」はあまり変わらなかった

はてなの人たちにリクエスト リンク先の筆者へのお返事として。

「有名になって発言力を増したかった」が気になる

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150119/k10014786231000.html リンク先の事件について、犯行の動機を稚拙と笑えるだろうか。 私は、この犯人の方法はまちがいなく稚拙だと思う。子どものやること未満だ。だけど、動機まで笑って構わないのか判断に迷う。…

「感謝で十分」「お祈りする」は、本当に深読みして構わないの?

日亜化学「感謝で十分」 中村氏の関係改善呼び掛けに - 47NEWS(よんななニュース) 昨日、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二さんに対する日亜化学の「感謝で十分」「貴重な成果を生み出されるようにお祈りする」というコメントに、ネットユーザーが盛んに…

ネットでギラギラ輝き続けるのは難しいものですね

インターネット上で注目を集め続けるのは難しい。 これまでに、幾つものの人気サイトや人気ブログが興り、消えていった。ある者は消し炭も残さないほどの炎上によって爆発四散し、ある者は誰にも顧みられなくなって更新が途絶え、看取る人も少ないうちに消え…

“空気を読んで、人を読まず”

先日、私よりもコミュニケーションが上手な人と「空気を読む」について話し合った。 空気を読むのは大切だ。その場の空気に従うにしても、その空気に敢えてコミットするにしても、状況を把握し、どうしてそんな空気になっているのかを察知しておくと、何かと…

“ネットde真実”は遠くなりにけり

1.あらかじめ断っておくと、いつの時代にもインターネットには事実でも真実でも無い書き込みがたくさんあった。例えばパソコン通信上の文面や、ウェブサイト同士の友誼を掲げた文面で、本心とも事実とも一致しないような玉虫色の言葉が弄されることなど、…

メンタルが弱ってくると、インターネットが難しくなる

今日、こんなメンションをtwitterで見かけて、あれっ?と思った。 そうだ、艦これ地獄で把握してなかったんだけど大阪方面の水害で知事閣下とか市長猊下はなんか面白いことやった?(適切な対処は期待してないし無理なので報告不要)2014-08-11 13:29:41 via…

間合いを詰めすぎると、うまくいかない

友達関係でも夫婦関係でもそうだが、親密さを求めてお互いの心理的な間合いを縮めすぎると「重くなる」。自分の振る舞いも、相手の振る舞いも、どんどん鬱陶しいものになっていく。 仲の良さと対人関係の間合いの近さはイコールではない。 間合いが遠いけれ…

叱る側の責任には興味ありません。叱られる際の効率性に興味があります。

昨日の記事に、以下のコメントがついているのを観て、しばらくボンヤリしました。 叱り手の能力次第じゃね?「(意味が)伝わらないのは送り手の責任であって、受け手の責任じゃねぇ」ってとこ。ついでに叱るのは叱り手の損が多いからじゃね?損が大きければ…

日常コミュニケーションの抽象度増大問題

マジョリティが二次創作や脳内補完に親しんでいる社会 - シロクマの屑籠 脳内補完トレーニング装置としてのコンピュータゲーム - シロクマの屑籠 最近、コンテンツ消費やキャラクター消費の世界では、「少ない情報量でつくられたキャラクターやストーリーを…

「あいさつ」と「既読スルー問題」

こないだ、LINEやfacebookの「既読スルー問題」をテレビで見かけた。いつもなら「相変わらずしんどいオンラインコミュニケーションしているな」で考えるのをやめてしまっていただろうけれど、ちょうど直前、あいさつについて調べ物をしたせいか、両者に関連…

ネットでは、給湯室談義が権力を帯びるようになり、ワイドショー人間が権力者になる

昨日の続き。 これまでの社会では、ほとんどの人間がワイドショー的なお喋りに耽っていようとも、たいして問題になることはなかった。 もともと人間は、ある程度までワイドショー的だ。給湯室談義も、床屋談義も、居酒屋談義も、かしこまって専門的に喋るわ…

なんでも手当たり次第に言及しているアカウントは、ワイドショーの劣化コピーになってしまう

ブログやtwitterを眺めていると、ワイドショーを劣化させたようなアカウントをしばしば見かける。ありとあらゆる話題に言及しているけれども、どれもこれも底が浅く、皮相的で、読者におもねるところ甚だしいようなアカウントだ。時事の話題、ネットの話題に…

「メンヘラ芸」はプリントアウトして主治医に見せるべき症候では。

メンヘラをネタにインターネットで人気者になることについて : 戦争だ、90年代に戻してやる http://hallucinyan.hatenablog.com/entry/2014/03/08/150824 上記リンク先の文章は、「メンヘラ芸」「メンヘル芸人」的なものに警鐘を鳴らす目的で書かれたものと…

「努力」についてまわる高度経済成長期の呪い

「努力は必ず報われる」の残酷さは「報われないならそれは努力ではない」にある。2014-02-15 19:14:57 via Keitai Web 「努力」。 この言葉をやたらと礼賛する人がいる。 努力さえすれば必ずなんとかなる。人間、努力が肝心だ。努力せよ、努力せよ、努力せよ…

育児お役立ちアイテムは何を与え、何を奪うのか――マクルーハン的に

空気清浄機は新米パパママには必須品だった(別の用途で) - 新米パパのイクメン(育児)日誌 生身の人間では気付きにくいものが、機械やセンサーの性能によってカバーされる――有史以来、繰り返されてきたことだと思う。上記リンク先は、空気清浄機のセンサ…

「コミュニケーションできなければならない」という規範意識

絶望感がすごい リンク先の文章は、今日の社会ではありがちな悩みだと思う。人間関係や社会的加齢が自己責任になった以上、「年相応に年を取っていくためにどうするのか」「誰と一緒に人生を歩んでいくのか」といった問題は、すべて自分で判断し、舵取りしな…

ネットは深夜番組じゃなくなった。アングラでもなくなった。

ここ最近、なんとなくネット炎上の質感が変わったような気がしていてモヤモヤしていた。けれども今日、twitterでやりとりしているうちに、やっとモヤモヤ(の一部)を言語化できたような気がしたので、書いておく。 昔のネットは深夜番組、今のネットはゴール…

相手の目を見ないのは、言葉に耳を傾けていない以上の情報喪失

「目は口ほどにモノを言う」という諺もあるけれど、目は口以上にたくさんの情報をアウトプットし、耳以上にたくさんの情報をインプットしている。言葉では何十秒もかかる意思疎通が、目では一瞬で済むこともあるし、口でウソをついているのとは違った情報が…

もし「第三のブログ」があるとしたら

2013年の秋から12月にかけて、はてなブロゴスフィア、特にはてなブログ周辺では「サードブロガー」という新語を巡って様々な言葉が飛び交っていた。あまり巻き込まれたくない話題だったので静観していたけれど、そろそろ話題として落ち着いたようにみえるの…

模倣・自作・車輪の再発明の重要性

「ごっこ遊び」って悪いこと?/自己満足で終わらないために - デマこい! リンク先に書いてある「模倣」の重要性。 模倣は、文章上達にとても役立つ。ただ、模倣やコピーだけで上達するのではない。そのあたりについて、補足してみたい欲求が沸いてきたので…

ネット掲示板とスーパーマーケットの掲示板は結構似ている

最近はたいていのスーパーマーケットに“お客様の声”を掲示するスペースがあって、たくさんの声が寄せられている。「お店のサービス向上のために」と銘打たれた、お客様からの、匿名の書き込みの群れ。「あれが欲しい」「この商品が置いてない」といったシン…

みんなちがってみんないい――「集団」になれても「団体」になれない私達

消費社会の神話と構造 普及版作者: ジャンボードリヤール,Jean Baudrillard,今村仁司,塚原史出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 1995/02メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 108回この商品を含むブログ (72件) を見る 立場の弱い人間、苦しい境遇の人間…

毒舌は危ない香辛料で、濫用すれば因果が回ってくる

優等生が言ってることはつまらない - Hagex-day info インターネットじゅうのゲスい文章や悪徳ブロガーに目を光らせているネットウォッチャーのhagexさん。彼がリンク先でこんな事を言ってました。 「優等生の言ってることはつまらない。」 「毒舌は面白いし…

“はてな村”から、村長・年寄の社会機能に思いを馳せてみる

足掛け十数年に渡ってネットウォッチャーをしている人のなかには、ネット上で起こった揉め事や出来事を概ね記憶し、ネット上の生き字引のような役割を果たしている人がいる。 例えば、(株)はてなのネットサービス上で“村長”と呼び親しまれていた人物――ここで…

google検索は召喚術で、あなたの詠唱能力が試されている

google検索は召喚魔法の呪文詠唱みたいなもので、googleはユーザーの詠唱能力を試している。熟練ウィザードのスペルキャストには、インターネットの森羅万象を。駆け出しの魔法使いが唱えたありきたりのワードには、ありきたりのものを。 「google検索はユー…

エアリプライの危険性と対策

昨日、id:a-parkさんと「ネットリテラシーの怖い話をするオフ会」を開催した。こういう記事を書いている御仁だけあって、ネットリテラシーに対する鋭い意識、ネットアカウントの脈拍を感知しプロファイルする能力の高さは凄かった。機会があったら、また連絡…

はてなブックマークの多様性は、そんなに馬鹿にしたものじゃない

はてブは井の中の蛙の集まり 一時期、「はてなブックマーク」なんてロクなものじゃないと思っていた。誹謗中傷や名誉毀損は論外として、読解力皆無のコメントや見当違いのコメントを見かけるたび、うんざりさせられたからだ。 リンク先も、しようもないブッ…

「ネットがつまらない」≒「自分がつまらない」

ネットもつまらなくなった 「ネットがつまらない」=「自分がつまらない」は言い過ぎとしても、「ネットがつまらない」=「自分のネットユースがつまらない」「自分の眺めているネットがつまらない」なので、ネットそのものが問題というより、その人自身の所…

孤独なニュータウンの近未来――もし、アメリカの後を追いかけているとしたら

地方にこもる若者たち 都会と田舎の間に出現した新しい社会 (朝日新書)作者: 阿部真大出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/06/13メディア: 新書この商品を含むブログ (19件) を見る 生活環境を語るアングルとして「都市」「地方」という二分法が有効…

「自分のブログやSNSを読み返す習慣」とネットライフ安定性

ネットで温度が高くない平熱の人の文章を読んで、自分の位置を確認する : ARTIFACT ―人工事実― リンク先は、「インターネット上で平熱の人の文章を読むこと」の効能からはじまり、ノウハウ蓄積の重要性やネットに書き綴る動機の話まで盛りだくさんだ。継続的…

ネット世代それぞれの面白さ/ネットインフラそれぞれの面白さ

こないだ、インターネットがベテランな人とオフ会をしていて、現在のインターネットの“面白さ”を巡る話になった。ネットの古参・新参にありがちな「どうしてこんなものが面白いのか」問題について。 ネット世代それぞれの面白さ、コアユーザー/ライトユーザ…

スマートフォンやタブレットばかり使っていると頭が悪くなるんじゃないか

「いいね!」に慣らされて俺はバカになってしまいそうだ - シロクマの屑籠 ついでに、スマートフォンやタブレットばかり使っていると頭が悪くなるかもしれない問題――言い換えると“日頃使っているインターフェースに思考が影響を受ける問題”――についてまとめ…

「いいね!」に慣らされて俺はバカになってしまいそうだ

Facebookの「いいね!」やtwitterの「リツイート」「お気に入り*1」に慣れ親しんでいるうちに、自分の頭で考えるのを面倒くさがるようになった気がする。 Facebook上でなにか面白い文章・考えさせられる文章を見かけた時、私は「いいね!」をクリックする。t…

ブログを更新するほど、思考が豊かになっていく――インプット手段としてのブログについて

数年前、私のブログに「そうやって(ブログに)知識を全部吐き出してしまえ」とコメントした人がいた。その人にとって、ブログとは知識をアウトプットするもの・ネタを吐き出すものだったらしい。 もし、ブログが蘊蓄自慢や知識のお披露目会みたいなものだった…

インターネットには「なまはげ」が必要だ

Twitterで大失敗をやらかす前に――バンダイナムコが小学生向け仮想空間 -INTERNET Watch リンク先は、「バンダイナムコが小学生向けに仮想空間を提供する」、という記事だ。単なる子ども向け仮想空間ではなく、子ども達に“失敗の許されるネット空間”を提供し…

ブログがSNSにトラフィックを奪われる時代は終わった。ブログがSNSからトラフィックを集める時代が始まっている。

「TwitterやFacebookの次は何が来るか」だって?そりゃお前、ブログに決まってんだろ! | Tribal Marketing ❤ ikedanoriyuki.jp 前から勘ぐっていたけれど、なんとなく言い辛かったことを後押ししてくれる記事をみかけた。「ブログはオワコン」ではなく「twi…

【コミュニケーション能力=他人の行動確率を変化させて自分にとって適応的な状況をもたらす能力】

「コミュニケーション能力」と十把一絡げに捉えることの弊害 - 脱社畜ブログ http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2013/01/07/134423 新年早々、「そもそもコミュニケーション能力ってなによ」とは威勢のいいタイトルですね。こういう問いかけは、2…

「身にまとった雰囲気を自在に操るための方法」について

http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2012/12/03/180429 「身にまとった雰囲気を自在に操る」――これが出来たらいいなぁと思う人も多い一方で、意識しながら実践している人はあまりいないのではないかと思う*1。もしも、誰もが実行可能なことを技術…

ネット利用におけるノイズコントロールの重要性について

インターネットは、ノイズに溢れている。 情報を収集したり情緒的なニーズを充たしたりするにあたって、インターネットには邪魔な表示・集中力を妨げてしまう表示が少なくない。例えば、2ちゃんねるのまとめサイト系にありがちな、チカチカと明滅する大量の…

「バグったっていいじゃないか、人間だもの」

人間は、特定の状況や話題で「バグ」る。 給湯室談義では「○○さんには××の話題は禁句」といったフレーズがしばしば用いられる。実際、××の話題を持ちかけた時に○○さんが誤作動を起こしたりフリーズしたりしたのが確認されているのだろう。人間は誰しも、そう…

ネット上で「バカ」と思われるか「キチガイ」と思われるかの分水嶺について

くるいきちがい考 (ちくま文庫)作者: なだいなだ出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1986/05メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (25件) を見る 今朝起きたら、二つの迷惑案件がネット上にアップロードされていた。ひとつはマクドナルドでフラ…

願望器としての美少年/美少女――キャラを消費するということ

オタクはありのままのキャラクターを愛でているのか? 萌えたりブヒったりしている時にオタクの脳内では何が起こっているのか? このあたりは、東浩紀さんが『動物化するポストモダン』で書いた“データベース消費”というモデルでだいたい説明されていると思…

「“バカ”製造装置」としてのtwitterを考えてみる

インターネットをやっていると、ときどき「twitterってバカ発見器だよね」という表現を見かけます。辛辣すぎる表現ですが、確かに、過激な表現を繰り返しているうちに分別を失っていくような人、ジャンヌ・ダルク気取りの人、唯我独尊になってしまっている人…

青少年の成熟を促すようなネットコミュニティについて考える

最近、表題のようなことをよく考える。 年配の人達、特にインターネットにあまり詳しくない人達にとって、SNSのたぐいは現代風コミュニケーションというよりも、コミュニケーション不全の象徴とうつる、らしい。 確かに、ネトゲ中毒やソーシャルゲーム中毒の…

30代の「初対面は苦手」と、10〜20代の「初対面は苦手」との比較

[PDF]平成23年度「国語に関する世論調査」の結果の概要(文化庁) 文化庁は毎年、国語に関する世論調査という統計を出していて、日本語に対する意識やメディアの使用状況なんかを集計していて面白い。で、平成23年度調査が発表されたというので久しぶりに覗…

メルマガはどこまで議論に向いているか、を想像してみる

ブロマガ - ニコニコチャンネル メルマガボールZ 危険なふたり! はてな村はねむれない - Togetterまとめ 上記を読んでいて思ったことを。あらかじめ断っておきますが、お金儲けという次元の話ではなく、議論のしやすさ・しにくさという次元の話です。 メルマ…

2012年『はてな村反省会』に関する報告――総論的オフレポとして

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら作者: 岩崎夏海出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/12/04メディア: 単行本購入: 265人 クリック: 12,967回この商品を含むブログ (1017件) を見る 注:この文章は、はてな…

悪いのは夫か、妻か、SNSか、社会か

誰か教えてください リンク先は『はてな匿名ダイアリー』なので、釣りのような気がしなくもないけれども、モデルケースとしてはよく出来ているだとは思うので言及してみる。 こういう「夫がスマホばかりいじっていて家族にかまけていない風景」は、決して珍…